2016年8月に行われたUFCデビュー戦はスプリット判定での敗北に終わったものの、昨年はハム・ソヒとジェシカ・ペネを判定勝ちで下してストロー級における足がかりを見いだしたダニエル・テイラー。次はセントルイスにてベテランのJ.J.アルドリッチと相対するプレリミナリーカードで3連勝を決めようというのがそんなテイラーの狙いだ。
28歳のテイラーは素早い動きで打撃を浴びせては引くという戦法で小柄な身体を補っている。『Saekson’s Muay Thai(サエクソン・ムエタイ)』に所属するテイラーはオクタゴンに初登場した際には苦戦を強いられたものの、その後の2戦ではうまく適応して自身のスピードと動きを生かすバトルを展開した。
昨年にUFC初勝利をつかんだアルドリッチは5勝2敗という戦績が示す以上の経験の持ち主で、誰にとってもタフな戦いを強いてきた。アルドリッチを相手に“ダイナマイト”ことテイラーが勝ち星を挙げることができれば、トップ15に食い込むことも可能だ。