デイナ・ホワイトのチューズデーナイト・コンテンダーシリーズ(DWTNCS)出身のダン・イゲは、同シリーズでルイス・ゴメスと戦い、第3ラウンドでサブミッション勝利を収めている。それにもかかわらず、ジェフ・ニールとカール・ロバーソンがそれぞれに第1ラウンドで印象的なノックアウトを決めたため、このときは契約を勝ち取ることはできなかった。
しかし、UFCの首脳陣にポジティブな印象を残したイゲは、チャールズ・ローザと対戦する機会を獲得。後にローザが負傷したため、対戦相手はイゲと同じくDWTNCSが輩出したファイターであるフリオ・アルセに変更になっている。それでも、ハワイ出身で26歳のイゲにとってUFC 220のプレリムに組み込まれたこのカードは、大舞台での戦いに必要とされるものを持っていること、そして、UFCで最も層の厚いフェザー級にひと波乱を起こす能力があることを示す絶好の機会だ。
アルセもイゲと同様、DWTNCSでピーター・ペティスを第2ラウンドで沈めて勝ち星を挙げながらも、契約を得ることはできなかった。とは言え、タイガー・シュルマンの元で研鑽を積んだアルセは5連勝を記録しており、敗北を喫したのはUFCバンタム級選手のブライアン・ケレハー戦のみ。試合間近になっての代役とは言え、アルセはイゲにとってタフな相手になるだろう。