日本時間3月18日(日)、イギリス・ロンドンのO2アリーナでUFCファイトナイト・ロンドンが開催され、ポール・クレイグ対マゴメド・アンカラエフのライトヘビー級マッチが行われた。
過去2試合を落とし、契約をかけて今回の試合に臨んでいたというクレイグは序盤から精力的に動き、新人ファイターのアンカラエフを揺さぶっていく。第1ラウンド中盤にはクレイグがタックルを仕掛けてアンカラエフをケージ際に追い込み、テイクダウンを取った。アンカラエフに返されてマウントポジションを奪われ、パウンドを浴びたクレイグだが、なんとか最初のラウンドをしのいでいる。
アンカラエフは要所でオーバーハンドの打撃を繰り出し、クレイグにダメージを与えていく。再びクレイグのテイクダウンが決まるも、アンカラエフが返してエルボーや強烈な打撃を食らわせた。第2ラウンドもアンカラエフがマウントポジションを確保したまま終わっている。
打撃を中心に組み立てるアンカラエフの一方で、サブミッションを狙ってテイクダウンを狙うクレイグは相手に距離を詰められたタイミングでシングルレッグを取り、グラウンドゲームに持ち込むも、逆に背後を取られてしまう。いったん体が離れた後、アンカラエフの膝をまともに食らったクレイグが劣勢な状態で再びマット上の攻防に展開。有効打を重ねながらプレッシャーをかけ続けたアンカラエフだったが、残り10秒を切って力尽きたか、クレイグに三角絞めを決められて万事休す。第3ラウンド4分59秒でクレイグの一本勝ちとなった。
ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド
○ポール・クレイグ vs. マゴメド・アンカラエフ●
3ラウンド(4分59秒)サブミッション(三角絞め)
ポール・クレイグ
「ファンの声を聞いた? 前回、グラスゴーでは思い通りにいかなかったから、今日、スコットランドのみんなの前でフィニッシュできたことは本当にスペシャルだ。聞いてくれ、みんなはアイルランドのファンが一番だって言うけど、スコットランドのファンだってこんなに熱狂的でこんなにも応援してくれる。2敗した後、フィニッシュで勝てて本当にうれしい。コーチがオクタゴンに飛び入ってきて、残り数秒しかないタイミングでフィニッシュしたんだぞって教えてくれた。この後は子供たちをディズニーランドに連れて行って、トレーニングや試合の準備に費やしていた時間の埋め合わせをするよ」
劣勢の展開も残り1秒で一本勝ちをもぎ取ったクレイグ
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