ここ6カ月にわたってフェザー級で起こってきたことを踏まえれば、その混乱の中でヘナート・モイカノが見過ごされてきたのも無理はないが、今週末はそんな状況に変化が訪れるかもしれない。
11勝1敗1分の記録を持つモイカノは2017年に2度オクタゴンに登場。ジェレミー・スティーブンスは下したものの、UFC 214で対戦したブライアン・オルテガにはギロチンチョークで敗北を喫した。過去数カ月でフェザー級の構造に大きな変化をもたらした主な要素がこれらの2人であり、それに対して決して引けを取らなかったモイカノがこの階級における重要なファイターであることは明らかだ。
今週末、モイカノはメインカードの中盤でカルヴィン・ケーターと対戦する。ケーターは1月に行われた試合の第3ラウンドでシェーン・ブルゴスを仕留めて連勝記録を10に伸ばしており、勢いそのままにフェザー級におけるさらなる高みを目指している。
しかし、モイカノはこれまでにより評価の高いファイターを相手に戦ってきた。すでにランキング5位のスティーブンスを倒しているだけに、UFC 223でモイカノがケーターを破ったとすれば、タイトルが見えてくるのも当然だ。