日本時間4月8日(日)、アメリカ・ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターにてUFC 223が開催され、メインカードの初戦でライト級のジョー・ローゾンとクリス・グレッツェマーカーが対戦した。
開始直後から打撃の応酬で始まった試合序盤、ローゾンのエルボーがグレッツェマーカーにヒットし、チャンスと見たローゾンがすかさずタックルを仕掛ける。しかし、グレッツェマーカーは巧みにタックルをかわしてグラウンドに持ち込み、マウントポジションを取った。その攻防からスタンディングになった後、グレッツェマーカーはローガンへのボディアタックを中心に打撃をヒットさせていった。
第2ラウンドに入ってもグレッツェマーカーはボディを重点的に攻撃し、苦しくなったローガンのガードが下がったところで、顔面へのパンチを織り交ぜてさらにダメージを与える。一方、ローガンも強烈な打撃を受けながら臆することなくグレッツェマーカーに向かってパンチを繰り出し、的確にヒットさせる場面も多く見られた。
最後のラウンドに向けたインターバル中、ローゾンの両目を確認したメディカルチームによって試合続行が不可能と判断されたため、試合は第3ラウンド開始を前に終了が告げられ、グレッツェマーカーのTKO勝利が宣言されている。
ライト級マッチ 5分3ラウンド
●ジョー・ローゾン vs. クリス・グレッツェマーカー○
2ラウンド(終了時点)ドクターストップによるTKO
クリス・グレッツェマーカー
「これこそ俺が必要としていた結果だ。最初のラウンドは自分が圧倒したと思っていたし、2ラウンド目はフィニッシュを狙ってアグレッシブに行くつもりだった。ラウンド間に相手が戦えなくなったってことなら、俺にとってはフィニッシュしたのと同じくらい良いことさ。それに、他の誰のことでもない。ジョー・ローゾンだぞ。オクタゴンに足を踏み入れるファイターの中では一番タフなやつの一人だ。ジョーは試合中にあきらめたりしない。彼の戦士らしさはみんなが知っている。ストップで終えることになったのは信じられない気分だ。前回は負けたから、そこから盛り返すのにパーフェクトな形になった。今回の相手も、開催地の街も、今回のイベントも、とんでもなかったな」
ローゾンが目を負傷、ドクターストップでグレッツェマーカーがTKO勝利
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