日本時間4月15日(日)、アリゾナ州グレンデールにあるヒラ・リバー・アリーナにてUFCファイトナイト・アリゾナが開催され、オープニングマッチでバンタム級のルーク・サンダースとパトリック・ウィリアムズが対戦した。
開始後は互いに相手の出方をうかがって見合う時間が続く。徐々にウィリアムズが仕掛け始めると、サンダースもそれに応じるように距離を詰め、強烈な右を放ってダウンを奪った。ウィリアムズはジャブやローキックでリズムを作り、ラウンド後半にはサンダースに反撃を開始。数回の打撃でダメージを与えた後、ケージ際に押し込んだが、サンダースがうまく返してスタンディングに戻る。そこからサンダースが盛り返し、パワフルなエルボーを食らわせて相手を削っていった。
一進一退の攻防戦は第2ラウンドを迎えてサンダースに流れが傾き、ハイキックは一歩のところでクリーンヒットとはならなかったものの、ウィリアムズの様子からある程度のダメージが見受けられた。全体的にサンダースがプレッシャーをかける場面が多かったが、ウィリアムズも要所で打撃を当てており、残り30秒を切ってオーバーハンドの強打をヒットさせた際にはサンダースの足元をふらつかせている。
第3ラウンドはウィリアムズがやや盛り返してプレッシャーをかけにいくが、しっかりと対応したサンダースが有効打を重ねてウィリアムズを追い詰める。終盤30秒はそれぞれが最後の力を振り絞ってパンチを繰り出し、打ち合う格好で試合終了を告げるホーンを聞いた。
3名のジャッジはいずれもサンダースの勝利を支持している。
バンタム級マッチ 5分3ラウンド
○ルーク・サンダース vs. パトリック・ウィリアムズ●
判定3-0(30-27、30-27、29-28)
ルーク・サンダース
「今日はかなり調子が良かった。もっとアグレッシブにいきたかったんだけど、理由がないわけじゃないし、とにかく自分の試合を戦いたかった。相手はものすごくタフだからね。試合中に何度か動揺させられたはずなんだけど、一度も止まらなかったし、この試合をみんなが楽しんでくれてればいいなと願っている。大事な人たちが見に来てくれたのは最高だけど、でも、そこにいてもいなくても、大好きな人たちの存在が自分の大きなモチベーションになっている。みんなの応援を感じて、自分のためにそこにいてくれると分かっているのは最高だね。今は家に帰るのがワクワクするし、みんなに会うのが楽しみ! 契約ではこれが最後の試合だから、UFCが次に何を求めてくるのか準備はできている。トレーラーハウス出身だけど、ここまでやり遂げられたから、もっとがんばってこのスポーツで成長していきたい」
フィニッシュ狙うも判定の末に勝利を手にしたサンダース
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