2012年のUFCで繰り広げられたノックアウト、KO、ベストファイトを振り返る。
シドニー大会を終え、2012年最初の3ヶ月を消化したUFC。次のイベントは4月中旬にストックホルムで行われるが、この機会に、興奮と感動に満ちた今季の数々の名勝負を振り返ってみよう。
■ノックアウト編
・エジソン・バルボーザ(KO 、3ラウンド ) VS テリー・エティム :UFC142 UFC史上に残るノックアウトであり、今季のベスト・ノックアウト候補であることは間違いないだろう。これまで無敗のブラジル人が、見事なまでの回し蹴りを決めて勝利した。
・ステファン・トンプソン(KO、 1ラウンド ) VS ダン・スチットゲン:UFC143 UFC復帰戦を1ラウンドKOで飾ったキックボクサー、トンプソンのKOは、間違いなくエドゥソンのKOに続くベスト・ノックアウト候補だ。相手は、「マネーメイカー」と呼ばれる見事なコンビネーションから繰り出された彼のキックを見ることすら出来なかったに違いない。
・ニック・デニス(KO、 1ラウンド) VS ジョセフ・サンドバル:UFC FX1 バンタム級のこの一戦にかかった時間はわずか22秒。生物化学で博士号をもつ「愛の忍者」デニスは、強烈な右エルボーをサンドヴァルの頭部にかますのに、余計な時間をかけなかった。
■サブミッション編
・ダスティン・ポアリエ(サブミッション、1ラウンド)VS マックス・ホロウェイ:UFC143 UFCデビュー戦に続き、ポワリエがまたも1本勝ちを決め、実力を見せつけた。23歳フェザー級の同選手は、「韓国のゾンビ」ジョン・チャンソンとの一戦(5月16日/UFC ON FUEL TV 3)でメインイベンターとなる。
・チャールズ・オリベイラ(サブミッション、1ラウンド)VS エリック・ワイズリー:UFC ON FOX オリヴェイラはワイズリー相手に関節技を仕掛け続け、最後にふくらはぎクラッシュを決めた。ライト級で14連勝の後、3試合連続で勝利のなかったオリヴェイラだが、フェザー級でのこの勝利で見事サブミッション・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
・ヴォウアン・リー(サブミッション、1ラウンド) VS 山本“KID”徳郁:UFC144 立ち上がり優勢だったのは元K1王者の山本だったが、グラウンドでのミスをリーは逃さなかった。見事に腕ひしぎ十字固めを決めたリーは、これでUFC1勝1敗。キッドから初めて1本勝ちを奪ったファイターとなった。
■ファイト編
・フランク・エドガー VS ベンソン・ヘンダーソン:UFC144 どちらが勝ったかに関係なく、この勝負が今季ここまでで最もエキサイティングだったことに異論はないだろう。エドガーは王者の意地を見せて攻め続け、ヘンダーソンは冷静に、果敢に強烈なパンチとキックを繰り出して戦った。結果はヘンダーソン勝利の判定に終わったものの、スコアが示す通り、各ラウンドは全て僅差の接戦だった。
・デミトリオス・ジョンソン VS イアン・マッコール:UFC ON FX 2 UFC史上初となる125ポンドのフライ級2人によるデビュー戦は、周囲の期待通り、両者一歩も譲らない激しい一戦となった。スコアリングエラーにより引き分けに終わった両者の対戦は、6月に再戦がくまれることとなった。
・マイク・イーストン VS ジャレッド・パパジアン:UFC ON FX 1 1月にオクタゴンで相見えた両者。15分間に渡る激しい攻防の結果、判定で勝利したのはイーストンだった。これでイーストンはUFC2戦2勝。MMA総合戦績も12勝1敗となっている。