ミオシッチ、圧巻の1RKOでヘビー級王座連続防衛タイ記録達成

UFC PPV 試合レポート
UFC 211:スティペ・ミオシッチ vs. ジュニオール・ドス・サントス【アメリカ・テキサス州ダラス/2017年5月13日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFC 211:スティペ・ミオシッチ vs. ジュニオール・ドス・サントス【アメリカ・テキサス州ダラス/2017年5月13日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
ヘビー級タイトルマッチ 5分5ラウンド 
スティペ・ミオシッチ vs. ジュニオール・ドス・サントス


昨年5月にファブリシオ・ヴェウドゥムから1ラウンドKOでタイトルを奪ったスティペ・ミオシッチは、9月にはアリスター・オーフレイムを相手に初防衛戦に挑んだ。序盤にダウンをもらい、ギロチンに捕まってあわやの場面もあったが、盛り返して1Rで逆転KO勝ち。今回は2度目の防衛戦となった。

挑戦者ジュニオール・ドス・サントスは2015年12月に上述のオーフレイムに敗れたものの、昨年4月にベン・ロズウェルに判定勝利。2012年12月にケイン・ベラスケスに敗れて以来の王座奪還を狙った。両者は2014年の12月に初対戦しており、その時はドス・サントスが5ラウンドを戦った末に3-0で判定勝ちを収めている。ミオシッチはそれ以来、負けなしだ。

第1ラウンド、両者オーソドックス。オクタゴン中央を取ってプレッシャーをかけるミオシッチに対して、ドス・サントスはサークリングしながらジャブやローを放つ。ローをもらったミオシッチは早くも前足を引きずりがちになるが、強引に前に出て横向きに逃げようとするドス・サントスに右フックをお見舞した。ドス・サントスはケージを回って距離を取るが、ミオシッチはゆったりしたリズムで距離を詰めるとケージ際で右ストレート一閃! 身体の力が抜けたドス・サントスが膝から崩れ落ちたところに追撃のパウンドを入れ、2分22秒で勝負を決めた。

またしても1ラウンドKOでその破壊力を見せつけ、ヘビー級王座防衛タイ記録を達成した王者ミオシッチは「(ローをもらった足は)ひどくやられたね。痛かったよ。(フィニッシュについては)世界最高のコーチたちと10週間にわたって練習してきたんだ。ダラス、最高だよ。この街が大好きだ! (次の相手について聞かれて) 台所だな! 家に帰って台所で格闘するんだ。これは強敵だ。世の中の母親たちよ、ハッピーマザーズデイ!」と語った。
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