UFCファイトナイト・ブルックリン:セラーニが快勝、バミューデスが引退を表明

UFCファイトナイト コメント 試合結果
UFCファイトナイト・ブルックリン:アレクサンダー・ヘルナンデス vs. ドナルド・セラーニ【アメリカ・ニューヨーク州ブルックリン/2019年1月19日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFCファイトナイト・ブルックリン:アレクサンダー・ヘルナンデス vs. ドナルド・セラーニ【アメリカ・ニューヨーク州ブルックリン/2019年1月19日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
日本時間1月20日(日)、アメリカ・ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターでUFCファイトナイト・ブルックリンが開催され、プレリムのトリを飾ったアレクサンダー・ヘルナンデスとドナルド・セラーニの一戦は久々のライト級戦に挑んだセラーニがTKO勝利を挙げ、UFC最多勝利記録(22勝)を更新するとともに通算35勝目をマークした。

【プレリム】
ライト級マッチ 5分3ラウンド
●アレクサンダー・ヘルナンデス vs. ドナルド・セラーニ○
2ラウンド(3分43秒)TKO


ドナルド・セラーニ

「ライト級に戻って調子がいい。古株だが、まだいける。カウボーイの復活を告げたかったんだ。(ライト級を)離れた時はナンバー2だった。今回、戻ってきて青コーナーでの出場だ。もう何年も青コーナーはなかったんだけどね。ケージに入ってからも“青コーナーだってよ、変な感じだな”と思っていた。出直しが必要だったし、のし上がるためならなんだってやる。ずっといろんな人から“なぜプレリムの試合なんだ?”と聞かれたけど、プレリムで出られてよかったと思っている。世界中の人に見てもらえるからな。ESPNはでかいし、ESPN放送のメインイベントだったから。最高だろ。ここにいられて光栄だ。数年前はネイト・ディアスのことで頭がいっぱいで、あの時は怒り狂った試合をしてしまった。あいつの言うことは気にしていなかったし、あいつを痛めつけてやろうなんて思わずに臨んだ。ああいうのは俺には通用しない。笑っていたくらいさ。40試合やって、これ以上のところはない。魂でこれを愛している。今度はトップ5とやりたい。コナーが同意してくれるならヤツとやる。ベルトを取りにいくぞ。絶好調だからな。やってやるぜ」


女子フライ級マッチ 5分3ラウンド
○ジョアン・コールダウッド vs. アリアネ・リプスキ●
判定3-0(30-26、30-26、30-27)


ジョアン・コールダウッド

「UFCにやって来て最初が私だなんて彼女に申し訳なく思ったわ。でも、かなりタフな試合だったと思う。勝ててよかった。フィニッシュはできなかったけど、勝ちは勝ちよ。彼女は私ほどの相手と戦ったことがない。みんな、私のことを疑うけれど、MMAには嫌う人も必要。プレッシャーがかなりかかるけれど、自分のことを信じている限り、それが何よりも大事なことだと思っている。数日間はゆっくりして、その後、ジムに戻るわ。ジェシカ・アイの名前を挙げたけど、でも、UFCに従うわ」


ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド
○アロンゾ・メニフィールド vs. ヴィニシウス・カストロ(モレイラ)●
1ラウンド(3分56秒)TKO


アロンゾ・メニフィールド

「オクタゴンでもうちょっと過ごすつもりだったんだけどね。最初の10秒はゲームプランに沿えていなかったけど、そのあとは相手がおかしな動きをしているのが分かったから、それでスキが見えたし、フィニッシュを狙えた。マトリックスみたいにスピンしていたけど、あの回転じゃ遅い。それでもまたやってきたから、そこを狙ったのさ。今回の勝利はでかいし、自分に光があたっていることを願うよ。用意してくれる相手なら誰でも受けて立つ。一歩一歩進むつもりだ」


バンタム級マッチ 5分3ラウンド
○コーリー・サンドヘイゲン vs. マリオ・バティスタ●
1ラウンド(3分31秒)サブミッション(アームバー)


コーリー・サンドヘイゲン

「これはただ2人の人間が戦っているだけじゃない。芸術だと思っている。いろんなテクニックが関わっているんだ。ただ騒々しいと思って大したことないとか言う人がいるけど、これでもうちょっと理解してくれたらいいな。そういう人たちが、マジでカッコいいじゃん、とか言ってくれることを願うよ。俺の試合をもう一度見たいと言ってくれたらいいね。今回の試合を見た誰かが、刺激を受けてくれていればうれしい。今回が3試合目で、俺はまだ26歳だ。焦ることはないと思っている。時間をかけて経験を積んでいきたい。UFCが誰かを用意してくれれば、いつだっていく。ここにいる人は世界トップクラスだけど、自分はそれより少し上だ。ベストなファイターと戦えると思っている」

【アーリープレリム】

ライト級マッチ 5分3ラウンド
○デニス・バミューデス vs. ティー・エドワーズ●
判定3-0(30-26、30-26、30-26)


デニス・バミューデス

「これが俺の最後の試合だ。最高だった。4敗を喫して、いろんなことを考えたし、いろんなことを乗り越えてきた。逆境に立ち向かわないといけなかったけど、子供たちが振り返って、俺がトップにいたってことを覚えてくれていればいい。叔父がガンで良くないんだ。でも、バミューデスの名を持つ者は、悪い時も必ず復活して勝つんだ。もし負けていれば間違いなくこれが最後になっただろう。5連敗したヤツと再契約するとは思わなかったからね。自分自身を必死にプッシュしてきた。中学生の頃からやってきた。今は2人の息子がいる。格闘技の試合はタフだし、孫の成長を見られるようにしていたい。今はただ、自分のことをやりたいんだ。自分のことができると思うと最高だ。人生で自分が考えたことは絶対にやめたりしない。何かをやると言ったら必ずやる。できないなら言わない。子供たちと叔父には彼らが求めるもののために戦ってほしいと思っている」


ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
●ベラル・ムハマッド vs. ジェフ・ニール○
判定3-0(27-30、28-29、27-30)


ジェフ・ニール

「最高の気分だ。判定は嫌いだけど、ベラルはタフな相手だからな。彼がタフなのは分かっていたし、判定も覚悟していた。ヤツが痛めつけられてもカムバックした試合を見てきた。フィニッシュしたかったけど、判定を受け入れる。勝ててとにかくうれしい。左ストレートは誰が相手だろうといつでも思い通りにいける技だと思っている。なんだって受けて立つ。トップ15の相手でもいいし、自分の腕磨きを続けるでもいい。UFCが望むなら、俺はなんでも来いだ」


ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
●カイル・スチュワート vs. チャンス・レンカンター○
1ラウンド(2分25秒)サブミッション(リアネイキドチョーク)


チャンス・レンカンター

「試合に臨んで相手とのレスリングに挑むつもりだった。自分にアドバンテージがあると思っていたから。テイクダウンして、フィニッシュしたかった。サブミッションなら何でもよかったし、マウントを取り続けてグラウンド・アンド・パウンドを浴びせていくつもりだった。思っていたよりも早くリアネイキドチョークが決まった。時間をかけて学んでいきたい。これまでフルタイムでトレーニングできなかった。いつも仕事とトレーニングの掛け持ちだったんだ。少し時間をかけて、知識を増やしたい。自分にできる限りすべての知識を吸収したいんだ」
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