ジ・アルティメット・ファイター(TUF)シーズン27の“銅メダリスト”であるブライス・ミッチェルは、UFCデビュー戦で自身の戦績を10勝1敗とした。ミッチェルはTeam Cormierの仲間であるタイラー・ダイヤモンドを判定で下し、TUFシーズン27のフェザー級3位に輝いている。
TUFシーズン27に出演していたメンバーの中でも、最も厳しい道をたどったのがミッチェルかもしれない。ミッチェルは初戦でジェイ・クッチニエッロに当たった後、最終的にはこのシーズンの勝者となるブラッド・カトーナとも対戦している。カトーナには敗戦を喫したものの、ダイヤモンド戦ではそれを巻き返し、最初の2ラウンドで相手を上回るパフォーマンスを発揮して勝利を手にした。
今、24歳のミッチェルは“ザ・ウルフマン”ことボビー・モフェットとの試合で大きな前進を果たそうとしている。
モフェットは4連勝を決めて今週末に行われるUFCファイトナイト・ナッシュビルへと向かう。ミッチェルとは対称的にオクタゴンデビュー戦だった前戦でチャス・スケリーにサブミッション勝ちを収めているモフェットは、ミッチェルにとってこれまでで最大の試練になりそうだ。
才能ひしめく現在のフェザー級で、新たにやってきたファイターが一つの波を起こすのはきわめて難しい。しかし、ナッシュビルでモフェットを下すことができれば、2019年の後半に向けてミッチェルの名が注目選手のリストに連なることになるだろう。