オクタゴンデビュー戦からセミメインイベントに登場するようなニューカマーは概して、いずれベテランとして立派な記録を築き上げていく傾向にある。
今週末に開催されるUFCファイトナイトナイト・ロシアでそのような道を歩みだそうとしているのが22歳のアルマン・ツァルキヤンだ。ツァルキヤンはライト級のライジングスターを相手に、メインイベント直前の試合に参戦する。
Tiger Muay Thaiに所属し、13勝1敗を記録するツァルキヤンは、現チャンピオンでハビブ・ヌルマゴメドフのトレーニングパートナーを長く務めたイスラム・マカチェフと対戦する。フェリペ・オリビエリやジュニオール・アスンソン、佐藤豪則らを破って12連勝の波に乗るツァルキヤンにとって、将来的なチャンピオン候補と見られてきたマカチェフとのバトルはこれからのし上がっていく上で大きなチャンスになるだろう。
これまでとは段違いに厳しい一戦に臨むツァルキヤンだが、そのリスクに見合うだけの見返りはある。ここで白星を挙げることができれば、一気に若手トップクラスの仲間入りだ。