UFCファイトナイト・オタワ:地元ファンが大歓声で後押しもセオドルはブランソンに判定負け

UFCファイトナイト コメント 試合結果
UFCファイトナイト・オタワ:デレク・ブランソン vs. エリアス・セオドル【カナダ・オンタリオ州オタワ/2019年5月4日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFCファイトナイト・オタワ:デレク・ブランソン vs. エリアス・セオドル【カナダ・オンタリオ州オタワ/2019年5月4日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
日本時間5月5日(日)、カナダ・オンタリオ州オタワのカナディアン・タイヤ・センターを舞台にUFCファイトナイト・オタワが開催され、セミメインイベントとして行われたデレク・ブランソンとエリアス・セオドルによるミドル級マッチは、ブランソンがユナニマス判定で勝利を収めた。

【セミメインイベント】
ミドル級マッチ 5分3ラウンド
○デレク・ブランソン vs. エリアス・セオドル●
判定3-0(29-28、30-27、29-28)


デレク・ブランソン

「トレーニングキャンプをスイッチして、ハードノックス365に移動したんだ。それが今回の試合ではデカかったんだと思う。ものすごくいい状態に仕上げてもらったし、相手がどんなことをしてくるかを正確に教えてもらったから、自信を持って臨めた。思っていたよりも打ち込んでいくのが難しい相手だったけど、自分の方が向こうより速かったから、相手が打ち込んで来ようとするのを待ってカウンターを狙えばよかっただけ。どんな風に見えていようと全然構わない。でも、向こうはほぼバックアップの状態で、俺が中央に陣取っていたし、打ち合いも全て俺が制している。しっかり展開を見ながら、相手よりもうまいファイターであること、それが必要だったし、自分はそれができたと思っている。今回の試合はタフだったから、ちょっと休みを取るよ。いつもはそうしないんだけど、周りにいてくれる人たち、友達や家族はもし俺が負けていたら彼らも影響を受けるから、試合に挑んで仕事を果たすにあたってはピリピリしていた部分もある。時間をかけて、次にどうするかを決めるつもりだ」


【メインカード】
フェザー級マッチ 5分3ラウンド
●カブ・スワンソン vs. シェーン・ブルゴス○
判定2-1(27-30、30-27、28-29)


シェーン・ブルゴス

「世界ランキング10位の相手を倒したんだから、俺がトップ10入りってことだよね? ランキングの中に俺にかなうやつがいるとは思っていないし、最終的には全員をぶっ倒していかないといけないと思っているから、一人ずつ蹴散らしてやる。少なくとも今年中にあと2試合したい。もし早めにフィニッシュできればもっと試合できるかもしれないし、どうなるかはそのうち分かる。判定に持ち込まれても自信はあったけど、最初のジャッジが30-27でスワンソンだったから、うろたえた。だってスプリットになるとさえ思っていなかったから。もしかしたら第3ラウンドは彼が取ったかもしれないけど、全部のラウンドを彼が取ったなんてありえない。俺の金も半分あるのに。正直、ちょっとやばいと思ったし、勝利から少し離れた気がした。常にフィニッシュしたいと思っているけど、テクニカルな能力やディフェンス、キックなどをもう少し見せられたからそれについては満足している。自分の試合ではあまり蹴りを放ってこなかったし、今日はそれがカギだった。スタンスをかなり切り替えていたし、今回の試合でいろんな面を見せられたはずだ。俺はただのボクサーじゃなくて、総合格闘家だし、その中でも超優秀だ」


バンタム級マッチ 5分3ラウンド
●ブラッド・カトーナ vs. メラブ・ドバリシビリ○
判定3-0(27-30、27-30、27-30)


メラブ・ドバリシビリ

「ゲームプランはみんなに自分のベストな試合を見せることだった。どこをとっても良かったと思う。相手もすべてに長けていたから、すべてにおいて試合を取りにいかないといけなかった。自分の力を見せたかったんだ。相手は無敗だったし、ジ・アルティメット・ファイター(TUF)に勝って、いろんなすごい相手を倒している。向こうが何をやってきたとしても対応できるように備えていた。俺はグラップリングがいいし、テイクダウンしてコントロールしたかったから、試合を制してリスクを抑えられたと思う。一度、テイクダウンを狙ったら頭と頭がぶつかって、あれは痛かった。だから、いろいろとコントロールしないといけなかったし、勝利を確実にする必要があった。勝利が一番。試合をし続けたいし、次の相手が誰だろうと気にしない。とにかくUFCで戦い続けて、小さな団体にはもう戻りたくない。最高の人たちと戦うのが最高なんだ。これが俺の夢。自分のチームや母国の自慢になりたい。俺の国にとってはものすごく大きなことだし、若い人たちに、必死にがんばればタフなファイターになれて、みんなから尊敬されるぞってことを示したい。トレーニングに励んで必死に取り組んで、正しいことをやれば、いろんな良いことができるんだ。僕の国はロシアとの戦争とか、いろいろと問題を抱えているから、子どもたちを元気づける何かが必要なんだ。子どもたちにドラッグやアルコールに触れてもらいたくないんだけど、それ以上に良いことを知らないんだ。だから、別の方法を彼らに示したい。正しい方法を。トレーニング、仕事、家族を助け、できる人とハグする」


ヘビー級マッチ 5分3ラウンド
○ウォルト・ハリス vs. セルゲイ・スピバック●
1ラウンド(0分50秒)TKO


ウォルト・ハリス

「今回の試合に臨むにあたっては、いろいろと見せつけてやらないといけないことが多かったのは間違いない。オレイニクとの試合を逃してニューカマー(新人)をあてがわれたからな。見せしめとしてこいつを懲らしめてやらないと、と思っていたわけだ。彼のことを侮辱したり、誰のことを侮辱したりするわけじゃない。ただ、自分の肩にいろいろと乗っかっていたってこと。ファンはジャスティン・ウィリスとの試合を求めていたんだけどね。少なくとも100人が毎日、あいつとやるべきだ、とタグ付けしてきたんだ。俺は最高だから、誰かが呼んでくれれば誰だろうと戦うし、試合に挑む。オレイニクとの試合を実現させたいとも思っている。アブダビがいいんじゃないか。キャリアでは何度もスプリット判定負けがあったし、VADAの問題もあったり、今回のキャンプ中にはいろいろケガもしたりしたから、この試合に臨むだけでもいろんなことを乗り越えないといけなかった。4人の子供の父親だから生活は大変だけど、しょうがないことだし、ここに来られてうれしい。プッシュし続けたい」


ミドル級マッチ 5分3ラウンド
●マルク・アンドレ・バリオー vs. アンドリュー・サンチェス○
判定3-0(28-29、28-29、28-29)


アンドリュー・サンチェス

「昔、アンドレと一緒にトレーニングしたことがあって、彼のことはよく知っているけど、タフなヤツだと分かっていたから、自分の問題としてマインドゲームだと思っていた。ライアン・ジェームスとかと戦った時は相手を過小評価するというミスを犯して、(ジェームス戦は)負けたし、二度とやりたくなかった。彼とスパーリングしてから想像していたよりもかなりタフだったから、深く行かないといけなかった。第2ラウンドはケージ際で追い込まれたし、疲れたし、フラフラだったから、第3ラウンドは本来のレスリング能力を使って攻める必要があった。最初のラウンドは取ったけど、第2ラウンドは落としたと思いつつ、第3ラウンドはほぼコントロールできたから、最終的には俺が勝つと思っていた。今の勢いをキープしたい。2敗して、2勝目を挙げた。少し安定してきたかなと思うから、ランキングを上がっていきたいし、さらにタフな相手とやり続けたい。トップ15でもトップ20でも、用意してもらった相手と戦って、前に進み続ける」
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