【注目株】UFCファイトナイト・ウルグアイ:シリル・ガーヌ

UFCファイトナイト
UFCファイトナイト・ニューアーク:オクタゴン【アメリカ・ニュージャージー州ニューアーク/2019年8月3日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFCファイトナイト・ニューアーク:オクタゴン【アメリカ・ニュージャージー州ニューアーク/2019年8月3日(Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
地元でライバルたちを次々と倒し、UFCデビューの準備は十分すぎるほどだという評価を得てから遅まきのオクタゴン登場を果たしたフランスの巨大なヘビー級ファイターといえば、フランシス・ガヌーがいる。そんなガヌーとフランス出身のシリル・ガーヌを同じカテゴリーで語るのはアンフェアかもしれない。

カナダの総合格闘技団体TKOの元ヘビー級タイトルホルダーであるガーヌは、このシリーズに参戦したわずか3戦の全てでフィニッシュを決めて注目を集め、UFCへと導かれた。身長約195cm、約210cmを誇るリーチの両端に大槌を備えるガーヌは、ヘビー級ではよく供給不足になっている高い期待とポテンシャルを手土産にウルグアイの首都モンテビデオへとやってくる。

TKOで多くの観衆の目を見開かせたガーヌは、同じくニューカマーであり、9勝0敗をマークするブラジルのハファエル・ペソア・ヌネスを相手に、今週末に行われるUFCファイトナイト・ウルグアイでいきなり自身を印象づけるチャンスを手にしている。ペソア・ヌネスはLFA 50でブライアン・ヘデンを99秒で仕留めたファイターだ。

ヘビー級の有望株を見つけるのは難しい。逆に言えば、最初から大きな期待がかかるということでもある。だからこそ、ガーヌがこの1戦で証明しなければならないものは多い。だが、ガーヌのプロデビューから3戦を目にしたものなら誰であれ、彼が真の意味での有望株であり、第一級のポテンシャルを有しているのは知っている。ガーヌに必要なのは、自らにかかる大きな期待が正当なものだと示すことだけだ。
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