ホジェリオ・ボントリンは昨年夏、唯一の敗北がUFCファイターだった田中路教を相手にしたものである13勝1敗という記録を引っさげ、デイナ・ホワイトのチューズデーナイト・コンテンダーシリーズ(DWTNCS)のブラジルエディションに参戦した。
スタンディングのリアネイキドチョークでグスタボ・ガブリエルから一本勝ちを取ったボントリンは、今年に入ってUFC初参戦の機会を得ると、ワールド・シリーズ・オブ・ファイティングの元王者であるマゴメド・ビブラトフを判定で破っている。この勝利に観衆は皆立ち上がり、以前は無名だったフライ級ファイターに注目するようになった。
今週末のUFCファイトナイト・ウルグアイが2戦目となるボントリンは、同郷のハウリアン・パイバと対戦する予定だ。
パイバも昨年夏にUFCとの契約を勝ち取っており、UFC 234でカイ・カラ・フランスを相手にスプリット判定負けを喫した。これはガールフレンドが死に至った自動車事故で負傷したわずか数カ月後のことだった。カラ・フランスとの厳しい接戦はパイバがこの舞台にふさわしいことのみならず、試合前の悲劇がなく、UFCでの経験をもう少し積めば、さらに優れたファイターになることを示唆している。
ボニントンとビブラトフの試合も同じようにエキサイティングでコンペティティブだった。UFCで2連勝を決めるチャンスを手にした今、ボニントンが今週末にウルグアイでベストの力を発揮することに疑いはない。