ブレンダン・アレンは多くの人がこの1年を通してUFCにやってくる姿を見たがっていた選手の一人だ。Roufusportに所属する23歳のアレンは地元で数々の強敵を相手にし、2年以上にわたってLFAのメインイベントに登場している。この夏にデイナ・ホワイトのチューズデーナイト・コンテンダーシリーズで第1ラウンドでのサブミッション勝利を決めたことで、人々の希望はついに叶うことになった。アレンは今週末に開かれるUFCファイトナイト・ボストンで、ケビン・ホランドを相手にオクタゴンデビューを飾る。
プロとして4年活動しているアレンは、LFAミドル級王者からUFCへやってきた最新のファイターでもある。これまでにエリク・アンダースやマルクス・ペレス、アンソニー・ヘルナンデス、イアン・ハイニッシュが同じ道をたどってきた。アレンがこれまでに喫した3敗のうち、2敗はアンダースやヘルナンデスとのチャピオンシップ戦で喫したものだ。ほかにはUFCファイターのトレビン・ジャイルズにも敗れている。
2018年の始めにヘルナンデスに敗れてから、アレンは4連勝を積み上げた。最も大きな勝利が、2015年末にショーン・ブレイディに敗北してからは負けなしのカナダの注目ファイター、アーロン・ジェフェリーを第1ラウンドで繰り出したサブミッションで仕留めたものだ。当初はエリック・スパイスリーとあたる予定だったものの、アレンはニューカマーにとってはより利点の多いホランドとのバトルに挑むことになった。
スパイスリーが今年序盤にUFCに戻ってきた時にショートノーティスでデロン・ウインに敗れているのに対し、ホランドは3連勝の波に乗っている。また、ホランドはアレンのチームメイトであるジェラルド・マーシャートを判定で下しており、今回の対戦にはちょっとした遺恨試合的な要素もある。
いかに身を落ち着けるか、もしくは振り落とされるかは別として、アレンが傑出したプロスペクトであり、常に流動的でエンターテイニングなミドル級で目を注ぐべきファイターであることには変わりない。