ファブリシオ・ヴェウドゥムに関するUSADA声明

UFC

米アンチ・ドーピング機関(USADA)は現地時間1月16日(木)、当初2年とされていたファブリシオ・ヴェウドゥム(42歳/アメリカ/カリフォルニア州レドンドビーチ)の出場停止期間が10カ月に減じられたことを発表した。ヴェウドゥムの出場停止期間は2018年5月22日に始まっていたものの、検査に応じずに隠遁していた期間が加算され、新たな出場停止期間は2020年4月1日に終了するものとする。


ヴェウドゥムは薬物乱用に対する適切な出場停止期間の軽減措置を受けた。適用可能なルールの下、一定期間の資格停止に直面しているアスリートは、他の違反や犯罪、懲戒期間が違反とする発見につながる情報を提供した場合、期間軽減の対象となる。


2018年4月25日に行われた競技外検査にヴェウドゥムが提出した尿サンプルからトレンボロンとその代謝産物であるエピトレンボロンが検出された。トレンボロンは蛋白同化薬に属する非特定物質であり、世界アンチ・ドーピング機構の禁止リストを採用するUFCアンチ・ドーピング政策の下で常に使用が禁止されている。ヴェウドゥムの2年の出場停止期間は暫定的な停止処分が科された2018年5月22日に始まっている。


USADAは1年を通じ、独立したアンチ・ドーピング・プログラムを全UFCアスリートに対して実施している。USADAは競技の品性を保持して真のスポーツを促進し、クリーンなアスリートの権利を守ることのみを目標とした非営利および非政府機関である。UFCアスリートとそのサポートチームメンバーが彼らに適用されるルールを理解するのを補佐すべく、USADAはUFCアンチ・ドーピング・プログラムのウェブサイト(リンク先は英語)で検査プロセスや禁止薬物、必要な医薬品を摂取するための許可取得法、サプリメントやパフォーマンス増強剤ならびにレクリエーショナルドラッグ摂取のリスクや危険性について総合的に案内している。さらに、USADAはドラッグについてのホットラインである“Drug Reference Online(ドラッグ・リファレンス・オンライン)”で教育セッションを提供し、禁止リスト、早見カード、定期的なアスリートへのアラートといった広範囲にわたる教育素材の積極的な配信を行っている。


教育や検査と並び、堅実なアンチ・ドーピング・プログラムによって、内部の通報者が発端となる調査が可能になっている。USADAはクリーンなアスリートと公明正大な競技を守るため、スポーツにおけるパフォーマンス増強薬物の乱用に対してさまざまな形での報告を受けつけている。





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