UFC 246で慈善くじが最高の売り上げを記録

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UFC 246:コナー・マクレガー vs. ドナルド・セラーニ【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2020年1月18日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)】
UFC 246:コナー・マクレガー vs. ドナルド・セラーニ【アメリカ・ネバダ州ラスベガス/2020年1月18日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)】
去る1月18日、UFCは2020年のチャリティー構想をUFC 246:マクレガー vs. セラーニで開始した。ラスベガスのT-Mobileアリーナで開催され、メインイベントで元2階級王者のコナー・マクレガーがベテランのドナルド・セラーニと対決したこのイベントには、39の国から来た1万9,000人以上のUFCファンが集っている。

純利益の50%に当たる5万4,325ドル(約600万円)がこのイベントにおけるUFCのチャリティーパートナーである『Opportunity Village(オポチュニティー・ビレッジ)』のために役立てられる。オポチュニティー・ビレッジはラスベガスで長く続くチャリティー団体であり、ネバダ州で最大の障害者の雇用元だ。オポチュニティー・ビレッジは毎年2,000人近くの個人に職業訓練や雇用、(先天的、もしくは幼少期からの障害を対象とする)ハビリテーション、その他のサービスを提供している。

UFC 246は大きな成功をおさめ、数々の記録を打ち立てた。このイベントの入場者数はUFC史上4位であり、50/50ラッフル(くじ)の売り上げはこれまでで最高の10万8,650ドルを記録している。

賞金の50%を勝ち取ったフロリダ州マイアミのカイル・クロソウスキーはイベント後にすぐに名乗り出ている。長年のUFCファンであるクロソウスキーは友人たちとUFC 246に参加し、100ドル(約1万1,000円)のチケットで300エントリー分を購入していた。

「信じられないくらい最高さ。俺たちはマクレガーのためにやってきて、彼が勝った。そしたら5万ドルが当たったんだ。もう半分はすばらしい目標に使われる。こいつは悪い旅じゃなかったね」とクロソウスキーは話している。



賞金の半分を受け取るオポチュニティー・ビレッジの大口寄付担当者であるダリル・スプレイグは「われわれは今夜UFCと共にここにいることにとても興奮している。われわれは人々にオポチュニティー・ビレッジについて話し、われわれが南ネバダの障害者に向けてしている仕事を共有するチャンスを得た。UFCとのパートナーシップを誇りに思っている」とコメントした。

2019年にUFCは11回の50/50ラッフルを実施し、純利益で計39万ドル(約4,300万円)以上を集めてアメリカとカナダのUFCファイトナイト開催地にある地元の慈善団体への寄付が行われた。



ラスベガスで50/50ラッフルが行われたのはUFC 246で5度目を数える。ラスベガスでのUFC 50/50ラッフルは32万ドル(約3,500万円)以上の利益を上げ、『Make-A-Wish(メイク・ア・ウイッシュ)』、『Nevada Childhood Cancer Foundation(ネバダ州小児がん基金)』、『Catholic Charities(カソリック・チャリティーズ)』、『Miracle Flights(ミラクル・フライツ)』、そして今回のオポチュニティー・ビレッジといった団体に用立てられてきた。

次回のUFC 50/50ラッフルは日本時間3月8日(日)にラスベガスのT-Mobileアリーナで開始されるUFC 248:アデサニヤ vs. ロメロで行われる。そこでUFCのパートナーとなるのはネバダ州で唯一のフードバンクであり、クラーク、ナイ、リンカーン、エスメラルダの各郡の住人に食料援助を行う『Three Square Food Bank(スリー・スクエア・フード・バンク)』だ。
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