UFC 249:クルーズを退け、セフードがバンタム級王座防衛達成

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UFC 249:ヘンリー・セフード vs. ドミニク・クルーズ【アメリカ・フロリダ州ジャクソンビル/2020年5月9日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)】
UFC 249:ヘンリー・セフード vs. ドミニク・クルーズ【アメリカ・フロリダ州ジャクソンビル/2020年5月9日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)】
日本時間5月10日(日)、アメリカ・フロリダ州ジャクソンビルのVyStarベテランズ・メモリアル・アリーナでUFC 249が開催され、セミメインイベントとして行われたバンタム級タイトルマッチでは王者ヘンリー・セフードが挑戦者ドミニク・クルーズを蹴散らして王座防衛を果たした。

ただ、セフードは勝利後のオクタゴンインタビューでこの試合をもって引退することを表明している。

「ひとつ、発表したいことがあるんだ。デイナ、そしてUFC、ファンのみんな、ハンター・キャンベル、UFCスタッフのみんな」

「自分の築いてきたキャリアを誇りに思う。UFCでも相当の功績を収めてきた。ここで引退をするのが適切だと思う」

「引退して自分の人生を楽しみたいんだ。もう33歳だし 見守ってくれる彼女もできた。そろそろ家族を作りたい」

「今日の自分があるのは11歳の時から努力を続けてきた結果だ。誰にもそれを奪われたくないんだ。だから今日引退する。そう決めた」

「33歳になるまで幸せなキャリアを歩めた。デイナ、本当にありがとう。感謝するよ。ハイディも含め、みんな、本当にありがとう」

「トリプルCもこれで終わりだ。もう俺の話を聞かなくてすむぞ」

【セミメインイベント】
バンタム級タイトルマッチ 5分5ラウンド
○ヘンリー・セフード vs. ドミニク・クルーズ●
2ラウンド(4分58秒)TKO


ヘンリー・セフード

「ドミニクに勝てなかったら、他の誰が来ても勝てないだろうね。勝利できるという自信はかなりあったけど、負けていても、これで終わりにしたかった。もう列の後ろに並ぶつもりはない。最後はトップのまま辞めたかった。それがすべてのファイターの夢だと思うけど、他に達成した人はいない。ジョルジュ・サン・ピエールは俺みたいに2つのベルトを取ったわけじゃない。引退はしたけど、2本のベルトを持って引退したわけじゃない。レジェンドのことはリスペクトしている。スポーツ界すべてで自分が成し遂げたことを合わせると、史上最も優れたコンバットスポーツのアスリートだと言えるはずだ。オリンピックチャンピオン、フライ級王者、バンタム級王者、それに2つのタイトルとも防衛したしね。幸せさ。満足している。自分の能力を確かめ、自分の気持ちに耳を傾ける。もし心と能力が一致していれば、1%の1%になれる」


【メインカード】
ヘビー級マッチ 5分3ラウンド
○フランシス・ガヌー vs. ジャルジーニョ・ホーゼンストライク●
1ラウンド(0分20秒)KO


フランシス・ガヌー

「何をすればUFCでタイトルに挑戦できるのかは分からない。俺は俺のやるべきことをやった。気にしていないとは言わないけど、何かにコントロールされているのは嫌なんだ。タイトルに挑戦しようがしまいが、俺はファイターだし、やるべきこともあるし、結果も残せる。楽しかった。特に狙っていたわけじゃない。ノックアウトを狙うと、うまくいかないから、もう狙うのはやめたんだ。あいつに呼ばれたとき、“こいつは自分がやっていることの意味を知らないのか”と思ったけどね。ここに来て、何発かノックアウトを打っていたけど、特に印象に残ったものはない。ただ、誰に指名されようと俺は構わないよ」


フェザー級マッチ 5分3ラウンド
●ジェレミー・スティーブンス vs. カルヴィン・ケーター○
2ラウンド(2分49秒)KO


カルヴィン・ケーター

「ニューイングランドカルテルのお出ましだぜ! これでトップ5入りできたらいいんだけどね。誰か手強い相手とやりたい。ロシアではザビット(マゴメドシャリポフ)にしてやられた気がしていて、時間切れになったような感じだったから、ここではそうしたくなかった。コーチが思う存分やれと言ってくれて、今日はそれができたと思う。なるほどと思うところもあったし、勢いを出すまでに数発必要だった。そうでなければいいと思っていたけど、そうなった。自分のレンジを見つけられてからはビッグショットも打てたけどね。俺が見下ろして、向こうが見上げて、それで仕事はおしまいさ」


ヘビー級マッチ 5分3ラウンド
○グレッグ・ハーディ vs. ヨルガン・デ・カストロ●
判定3-0(30-27、30-27、30-27)


グレッグ・ハーディ

「そうなるだろうなと思っていた通りになった。1ラウンドで勝負がつくか、フルラウンドになるか、どっちにもなり得ると言っていただろ。まさに俺たちがやった通りさ。賢い試合を戦ったけど、それでもお互いに強烈な一撃を繰り出してもいる。俺のセコンドはずっと、俺のアスリートとしての能力を生かせと言ってくれて、冷静でいろよと声をかけてくれたから、それに集中しようと思ったし、それでも、ハードなパンチを当てていけた。俺は進化を遂げたファイターだ。UFCでは3勝目。どれもすごい相手だったし、素晴らしいストライカーで最高のアスリートだ。集中できるってことを証明できた気がする。ここで成長して自分の仕事を果たしていきたい」
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