激しい打ち合いを制したマーティンが快勝

UFCファイトナイト 試合レポート
UFCファイトナイト・オクラホマシティ:トニー・マーティン vs. ジョニー・ケース【オクラホマ州・アメリカ/2017年6月25日(Photo by Brandon Magnus/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFCファイトナイト・オクラホマシティ:トニー・マーティン vs. ジョニー・ケース【オクラホマ州・アメリカ/2017年6月25日(Photo by Brandon Magnus/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
日本時間6月26日(月)、アメリカ・オクラホマ州オクラホマシティで開催されたUFCファイトナイト・オクラホマシティにて、トニー・マーティンとジョニー・ケースによるライト級戦が行われた。

これまでUFC戦績3勝3敗のマーティンは最近ではフェリペ・オリヴィエリ、アレックス・ホワイトから2連勝を挙げている。対するケースは2014年9月のUFCファイトナイト・ジャパンにて徳留一樹に判定勝ちしてオクタゴンデビューを飾って以後、4連勝を記録したが、昨年3月にはジェイク・マシューズに敗戦を喫しており、それ以来のUFC登場となった。

第1ラウンドはケースがガードを下げたリラックスした姿勢で、軽快に足を使っては鋭い左ジャブを繰り出していく。一方、マーティンはじりじりと前に出ながら右を合わせた。ペースを上げたケースはワンツーからローを繰り出すが、マーティンも右の強打で返す。残り30秒の時点でマーティンはテイクダウンを仕掛けるも、ケースは金網を背にそれを許さなかった。

第2ラウンドも両者による鋭いパンチの交換が続く。マーティンが重い右ストレートをクリーンヒットさせれば、ケースもワンツーでお返し。試合中にマーティンが大声で「もっと来い! 俺は逃げないぞ!」と挑発する場面もあった。やや打ち勝っているマーティンは終盤ワンツーからから左ハイをヒットさせた。

最終ラウンドが始まると、互いにハグをかわした両者。少し疲れの見えるケースに対し、プレッシャーを強めていくマーティンはワンツーから顔面に膝蹴りをヒットさせてペースを握っていった。残り30秒となったところで、マーティンは右のパンチからこの日2度目のテイクダウン狙い。ダブルレッグで見事にケースを倒すと、パウンドで試合をまとめにかかる。ケースもスクランブルから上を取り返しにいったものの、マーティンはカウンターのキムラロックでケースの左腕を捕獲。再び上になってケースの左腕を深くひねり上げたところで試合が終了した。

熱戦の判定は3-0(三者とも29-28)でマーティンの勝利を支持。マーティンは「ケースはとてもタフな選手だけど、今日、自分は打撃ができることを見せつけたんだ。今までで最高の仕上がりだった。毎日強くなっている。今後はトップ15の選手と戦いたい」との言葉を残した。
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