MMA Labのジョン・クラウチは数年前、同ジムに所属するまだUFCに参戦していない選手らで構成される、将来のスターになる可能性を秘めた優秀なトレーニングパートナーたちに賛辞を送っていた。
ドラッカー・クロースこそ、その中の一人だ。
地元で敵なしの大学生レスラーだったクロースは1月に初参戦したUFCでデビン・パウエルを相手にユナニマス判定で勝利を遂げた。ミシガン州出身のパウエルは今回、日本時間7月8日(土)開催のジ・アルティメット・ファイター(TUF)リデンプションフィナーレにてライト級のもう一人の有望株であるマルク・ディアケイジーと対戦する。
ゲームにインスピレーションを得たディアケイジーのオフェンスを前に、クロースが目を見張るような試合を展開することはないだろう。しかし、クロースはMMA Labのお家芸とも言える素晴らしいコンディショニングと、テクニカルな部分でも秀でたパワーを備えており、その息づまるようなアグレッシブなアプローチは15分をハイペースで戦う準備のできていない者を呼吸困難に陥れる。
大舞台で注目のカードに登場するクロース。クラウチが数年前から高く評価してきた理由が今、明らかになるかもしれない。