無敗の記録と地元での確かな評判とともに試合を目前に控えての代役としてUFCの舞台にやってきたウェルター級のベラル・ムハマッドは、たとえ本人が思うほど安定した結果を残せていないにしろ、前評判に違いないことを証明して見せた。
UFCでのこれまで4戦を2勝2敗で終えたムハマッドだが、その中で強いハートと不屈の意志を示している。敗北を喫したデビュー戦でアラン・ジョバーンと並んで敢闘試合賞(ファイト・オブ・ザ・ナイト)を獲得した後、アウグスト・メンデスとランディ・ブラウンに見事な勝利を収めたムハマッド。UFCに登場してから1年が過ぎ、日本時間7月9日(日)開催のUFC 213でカナダのジョーダン・メインを相手に2年目をスタートさせようとしている。
ウェルター級は層が厚く、タフな戦いがあちこちでぼっ発している。しかし、28歳のムハマッドは自分が強敵の一人であり、才能あふれる同階級で戦い続けるスキルがあることを証明済みだ。