世界が注目の村田夏南子、UFC2戦目へ！

27歳の村田夏南子は12勝1敗を記録して8連勝を決めているグラップラーだ。これまでにInvicta FCのストロー級タイトルを獲得し、昨年11月のUFCデビュー戦ではランダ・マルコスを相手にユナニマス判定勝ちを収めている。

その戦績によって世界の注目を集める村田が、今週末に開催されるUFCファイトナイト・ラスベガス19：コリアンゾンビ vs. イゲで再びオクタゴンに立つ。対戦するのは同じくInvicta FCのタイトルホルダーであるビルナ・ジャンジロバ。村田は憧れの存在である桜庭和志から贈られたマスクを入場時に使用したことでも知られている。

桜庭が認めた選手であれば、誰もが注目する。それが理（ことわり）だ。

日本の拠点の他に、アメリカCSA（コンバット・スポーツ・アカデミー）でキリアン・フィッツギボンズ指導の下でもトレーニングを積んできた村田は、階級内の強敵であるマルコスとの試合で満場一致の判定勝ちを収めた。臆することなく戦った村田は、女子ストロー級の頂点へ急速に駆け上がることも可能なグラップリング能力を示している。

UFCでの2戦目となるジャンジロバとの試合で、村田の真価が問われることになるだろう。ブラジルのベテランであるジャンジロバの方が経験はやや勝っており、過去2年ほどの間で安定してトップクラスのバトルに挑んできた。

今年はこれまでに女子ストロー級のトップでランキングがシャッフルされており、トップ15は常に流動的な状況だ。村田が再び強さを見せれば、ランク入りが見えてくるとともに、今季の後半で大きな試合が組まれる可能性もある。