激しい攻防に注目が集まった試合は一瞬にして終わりの時を迎える。クリンチから左のアッパーで連打を食らわせたオーズデミアが後ずさるマヌワを追いかけながら左フックで殴り倒してフィニッシュ。要した時間はわずかに42秒だった。
ライトヘビー級ランキング3位につけるマヌワを一撃に下したオーズデミア(ランキング5位)は試合後のインタビューで「自分の拳に何が起きたのかよく分からない。ダイナマイトかもね」とジョークを飛ばすと「3日前からずっとダニエル・コーミエとジョン・ジョーンズの試合を流していただろ。それを見ていてあの動きをやろうと思ったのさ」と明かしている。
GOOD LORD @Volkan_Oezdemir is here to STAY!! #UFC214 pic.twitter.com/YAYYiIuqfp
— #UFC214 (@ufc) July 30, 2017
ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド
●ジミ・マヌワ vs. ヴォルカン・オーズデミア○
1ラウンド(0分22秒)KO
ヴォルカン・オーズデミア
「自分がUFCに参入した流れは特殊だと思う。この試合前は誰も俺のことなんて知らなかったし、無名だった。皆が俺のことを疑っていて、試合をする度に間違いだってことを証明してきた。実はそういうのが気に入っている。やる気にさせてくれるし、試合ができるとなればチャレンジにもなる。マヌワは今回のメインイベントの勝者と戦うことになるだろうと言われていたから、その役は俺でいいんじゃないか。かなり良いパフォーマンスだったと思うし、トップ10を相手に3連勝しているから、俺がタイトル挑戦にふさわしいと思う」