日本時間9月3日(日)、オランダのアホイ・ロッテルダムでUFCファイトナイト・ロッテルダムが開催され、ライト級のルスタム・ハビロフとデスモンド・グリーンが対戦した。
序盤は相手との距離を取りながら足技で攻撃のきっかけを作ろうとするグリーンに対し、ハビロフは接近した相手に連打で応戦する。それでも、第1ラウンド半ばに差し掛かると、ハビロフがタックルからテイクダウンを奪い、グリーンの背後に回ってプレッシャーをかけた。
第2ラウンドにはグリーンが盛り返し、ハビロフがテイクダウンを仕掛けたところに右の強烈なパンチを見舞って回避する。その後もハビロフのタックルを切りながら、打撃戦に持ち込もうとしたグリーンだが、ハビロフが常にプレッシャーをかけており、3ラウンドを戦い抜いた結果の判定は3名とも満場一致でハビロフの勝利を支持した。
ハビロフは22勝3敗と戦績を伸ばし、グリーンは20勝ながら6敗目を喫した。
ライト級 5分3ラウンド
○ルスタム・ハビロフ vs. デスモンド・グリーン●
判定3-0(29-28、30-27、29-28)
ルスタム・ハビロフ
「最初のラウンドは予定通りにいったけど、2ラウンド目は相手が汗をかいていて、かなり滑りやすかった。テイクダウンを仕掛けようとしたけど退けられてしまった。守って走っての連続だったから戦うのが難しくて。地元に近い今回のような試合がしたかった。自分にとっては良いことだからね。対戦相手のセコンドにマイケル・ジョンソンがいたから、今度は彼と戦いたい。もしマイケル・ジョンソンがダメなら、トップ15の誰でもいい。5連勝しているし、今日は判定だったけど、ユナニマスだったから、パフォーマンスは圧倒していたはずだ。だから、今度はトップファイターとやりたい。ランキング上位にいる誰かとね」
デスモンド・グリーン
「ジャッジの手に委ねるもんじゃないね。オクタゴンから戻ってくる間、皆、彼らとは違う風に考えていたように思う。第1ラウンドは確かに取られたと思うけど、残りの2つは俺だ。ジャッジがなぜ29-28をつけているのか理解できない。しかも1人は30-27だぜ。誰の試合を見ていたんだろうね。マッチメーカーはその違いを分かってくれると信じたい。次の試合も準備できている。健康だし、ケガもない。最高のパフォーマンスができたと思っている。今年中にもう一度試合がしたい」
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