日本時間9月10日(日)、カナダ・アルバータ州エドモントンにあるロジャーズ・プレイスにてUFC 215が開催され、オープニングバウトでライト級のケイジャン・ジョンソンとアドリアーノ・マルチンスが対戦した。
序盤は相手の出方を見合う場面が多く、両者とも手数は少なめだったものの、第1ラウンド残り10秒の合図がなる直前、ジョンソンが飛び蹴りを狙おうとしたところにマルチンスの左がクリーンヒットし、倒れ込んだジョンソンにチョークを仕掛けていったがタイムオーバー。
第2ラウンドはリズムをつかむように細かいステップを踏んでいくジョンソンが足技を繰り出す度にマルチンスが懐に飛び込む場面が多く、どちらも決定打に欠けた。
しかしながら、第3ラウンドが始まってすぐ、右のミドルキックを放ったジョンソンに再びマルチンスが組み付こうとするも、そこにジョンソンの強烈な右パンチが決まり、一瞬、意識が飛んだマルチンスがダウン。地元カナダ出身のジョンソンがノックアウト勝利を飾った。
ライト級マッチ 5分3ラウンド
○ケイジャン・ジョンソン vs. アドリアーノ・マルチンス●
3ラウンド(0分49秒)KO
ケイジャン・ジョンソン
「うれしい。今回はプロセス全体がすごかった。正直、これまで純粋なノックアウトってほとんどないんだ。TKOやサブミッションはあるんだけどね。だからノックアウト勝利というのも特別うれしい。今回の相手はこれまでの試合で序盤はそれほどアグレッシブに行かずに徐々に強さを増していくことが分かっていたから、アウトサイドから打撃を入れることに専念した。いずれアグレッシブに来ることは分かっていたし、しっかり対応する準備はできていたんだ。第1試合で本当によかった。友達がたくさん来てくれて、観客のリアクションも力になった。またすぐに試合がしたい。2月か3月を考えているけど、理想としてはアル・アイアキンタと戦いたい」