日本時間1月16日(月)、 アメリカ・アリゾナ州フェニックスにあるトーキング・スティック・リゾート・アリーナアリーナで行われたUFCファイトナイト・フェニックスのプレリミナリーファイト(前座試合)前半戦の試合レポート。
女子ストロー級 5分3ラウンド
ジョセリン・ジョーンズ・ライバーガー vs. ニーナ・アンサロフ

地元アリゾナ州フェニックスに拠を置くジョーンズ・ライバーガーはこれまでUFCでは2戦2敗。対するアンサロフも同様にオクタゴンでは2戦2敗だ。
1ラウンド、両者オーソドックス。ジャブから大きな右を放って前進するジョーンズ・ライバーガーに対し、スピードで上回るアンサロフは細かいカウンターを当ててゆく。やがてジョーンズ・ライバーガーのローをキャッチしたアンサロフはテイクダウンに成功。ガードの中からパウンドを当てていった。
2ラウンド。前に出るジョーンズ・ライバーガーに対し、アンサロフはローを合わせて転倒させると、ハーフ上のポジションを取る。やがてバックに移行するとチョークや肩固めを狙うが、ジョーンズ・ライバーガーも辛抱強くディフェンス。さらにアンサロフはパウンドも交えて攻撃を続ける。ジョーンズ・ライバーガーは腰を上げてアンサロフを前に落とそうとするが、アンサロフは片手をポストしてバランスを保ってパウンド攻撃を続けた。
3ラウンド、ジョーンズ・ライバーガーが前に出てテイクダウンを狙うが、アンサロフは冷静に距離を取ってカウンターを当ててゆく。やがてアンサロフは右ローでジョーンズ・ライバーガーを倒すと、マウントを奪取。バックに移行してパウンドを入れてチョークに移行。懸命に腕を掴んで守るジョーンズ・ライバーガーに対して、アナコンダグリップからパームトゥパーム、さらにアナコンダグリップへと移行して深く腕を入れてゆき、3分39秒でタップを奪った。
待望のUFC初勝利を挙げ、恋人であり今を輝く女子バンタム級王者のアマンダ・ヌネスに祝福されたアンサロフは「最高の気分よ。病気や怪我で、本当に辛い時間を過ごしてきたから。私の恋人のアマンダが、ロンダ・ラウジーをノックアウトしたのが刺激になったのよ! これからも強くなっていきたいわ」と語った。
ヘビー級 5分3ラウンド
ウォルト・ハリス vs. チェイス・シャーマン

ハリスはこれまでUFC戦績1勝2敗。シャーマンは前回のUFCデビュー戦において、ジャスティン・レデッドに判定負けを喫している。
1ラウンド、サウスポーのハリスがオクタゴン中央に構えるのに対し、シャーマンはスイッチを繰り返しながら回る。両者ヘビー級離れした軽快かつスピーディーな打撃を交換するなか、ハリスが鋭いワンツーを連続でヒット。対するシャーマンも素早い出入りからのローやボディを返して行った。
2ラウンド。ハリスはまたしても鋭い右を連打で当てると、顔面に飛び膝も当ててみせる。さらにパンチで距離を詰めたハリスは、強烈な膝を顔面に当てると続けて強烈な右をスマッシュヒット! 2分41秒でシャーマンはマットに沈んだ。
素晴らしいコンビネーションでKO勝ちを収めたハリスは「コーチ達は、ローカル団体で試合をしている時のように戦えと言ったから、そうしたんだ。そしてタイロン・ウッドリーもどんどんパンチを出して行けとアドバイスをしてくれた。向こうは、パンチの交換後も頭を射程距離に残しがちだから、KOできるのは時間の問題だと思っていたよ」と語った。
ライトヘビー級 5分3ラウンド
ボヤン・ミハイロビッチ vs. ジョアキム・クリステンセン

セルビアのミハイロビッチは、前回のオクタゴンデビューはヘビー級で戦い、フランシス・ガヌーにKO負け。対するデンマークのクリステンセンもまた、前回のUFCデビュー戦でルイス・エンリケ・ダ・シウバのアームバーに屈している。
1ラウンド、両者オーソドックス。リーチに勝るクリステンセンがジャブやローで前に出れば、ミハイロビッチは豪快なオーバーハンドを振り回す。やがてクリステンセンのカウンターの右が当たってミハイロビッチがダウン。クリステンセンはガードの中からパウンドをコツコツ落としてゆくが、やがてレフェリーのブレイクが入る。スタンドに戻るとミハイロビッチは拳を振り回して前進。クリステンセンにカウンターを浴びても、「もっと来い!」とばかりのジェスチャーを見せて場内を盛り上げた。
2ラウンド。ワンツーで距離を詰めたクリステンセンは、クリンチから膝や細かいパンチを入れてゆく。ミハイロビッチはガードを下げて、時にスイッチしながらクリステンセンを誘い、カウンターのオーバーハンドを狙ってみせた。
3ラウンド、距離を詰めたクリステンセンは、ミハイロビッチを金網際に押して細かい打撃を入れる。ミハイロビッチはそれを突き放して左のロングフックを狙うが、それをかわしたクリステンセンが右アッパー一閃! ゆっくり倒れたミハイロビッチは金網に頭をしたたか打ち付ける。さらにクリステンセンがパウンドで追い打ちをかけようとしたところ、2分5秒の時点でレフェリーが試合をストップした。
会心のKOでオクタゴン初白星を挙げたクリステンセンは「向こうは強いオーバーハンドと柔道スローを持っているから、注意しながら戦ったよ。(ボディを打って)向こうが頭を下げ気味になっていたから、アッパーを打ち込むタイミングを見計らっていたんだ。幸運なことにそれを見つけることができたよ」と語った。
ライトヘビー級 5分3ラウンド
ドミトリー・スモリャコフ vs. シリル・アスカー

ベラルーシ出身、ロシアに拠点を置くスモリャコフは、前回のオクタゴンデビュー戦ではチョークで一本負け。デビュー以来の連勝記録が8で途絶えてしまった。対するフランスのアスカーもまた、前回のUFCデビュー戦をKO負けで落としている。
1ラウンド、両者オーソドックス。パンチで飛び込んだアスカーは、ダブルレッグからテイクダウンに成功。サイドからあっさりマウントを奪うと、背筋を伸ばしてパウンドの連打。ポジションを返せずにガードするだけとなったスモリャコフを見て、2分41秒でレフェリーが試合を止めた。
オクタゴン初勝利を挙げたアスカーは、満面の笑顔で「どうだい、楽しんでくれたかい? ぜひまた戦いたいね! 前回は自分の25パーセントくらいしか出せなかったけど、今回は楽しめた。強い相手をどんどん倒していきたいね!」と語った。