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アルバレス対ポワリエの激闘はノーコンテストに

日本時間5月14日(日)、 アメリカ・テキサス州ダラスにあるアメリカン・エアラインズ・センターで行われたUFC 211のプレリミナリーカード(前座試合)後半戦最終試合、エディ・アルバレス vs. ダスティン・ポワリエの試合レポート。

ライト級 5分3ラウンド 
エディ・アルバレス vs. ダスティン・ポワリエ




ライト級前王者アルバレスは、昨年11月にコナー・マクレガーとの天下分け目の大一番で2RKO負け。今回復帰戦となる。ランキングは3位。

対するポワリエは昨年9月にマイケル・ジョンソンに1RKO負けを喫したものの、今年の2月にジム・ミラーとの激戦を2-0の判定で下し、タイトル戦線に再浮上してみせた。現在ランキングは9位だ。

1ラウンド、オーソドックスからプレッシャーをかけにいくアルバレスに対して、サウスポーのポワリエはワンツーや左ミドルで迎撃する。アルバレスはポワリエのパンチをパーリングやウィービングでかわしながら中に入ろうとするが、右をもらって後退。ならばとテイクダウン狙いに行くが、ポワリエがディフェンス。ときに右ハイも交えて攻撃するアルバレスだが、徐々にポワリエのプレッシャーでアルバレスが後退する場面が増えてきた。

2ラウンド、前に出たポワリエに対して、アルバレスが右ストレートをヒット。さらにテイクダウン狙いにゆくが、ポワリエは金網を背に耐える。両者離れた後、伸びのあるジャブを当てるポワリエは、距離を詰めてきたアルバレスに左ストレートをヒット! ぐらついてコーナーまで下がったアルバレスにパンチからのハイで追い打ちをかけるが、アルバレスは身体を振って打ち返し、さらにテイクダウン狙いに。

それを切ったポワリエは強烈な左を連打でヒット! それでも倒れないアルバレスの左フックが逆にヒット! ぐらついたポワリエを逆にコーナーに追い詰めて連打したアルバレスは、さらにテイクダウン狙いに行くが、ポワリエはフロントチョークでカウンター。深く入ったがアルバレスは身体を沈めて捻って首を抜く。

両者ダメージが残って動きが落ちているなか、アルバレスがダブルレッグでテイクダウン! 立ち上がろうとしたポワリエをがぶって膝を入れる。やがて、ポワリエの片手がマットに付いている状態で顔面に反則打を入れてしまったアルバレスは、さらに膝と両手を付いたポワリエにもう一発。完全に反則のこの一打を見てレフェリーが試合を止めると、ポワリエは大流血状態に。結局、眼球にダメージを受けたポワリエは試合続行不可能と判断された。

レフェリーのハーブ・ディーンは、アルバレスはポワリエがダウン状態かどうかを見極めるのは難しく、故意ではない反則と判断して、4分12秒の時点でこの試合をノーコンテストとした。

映像を見ながらアルバレスは「僕はダーティファイターじゃない。拳で戦っている最中に起きたことだ。ダスティンにも謝罪したよ」と弁明した。

観客からブーイングが上がると、ここでポワリエがアルバレスからマイクを奪い取り「ヘイ! ブーイングは止めろ! この男は世界王者だぞ! 俺がこの男に持っているのは尊敬の念だけだ! この男はウォリアーなんだ。俺たちはこのオクタゴンに上がるたび全てを賭けて戦っているんだ! 確かに不運な事故だったが、エディが言ったように俺たちは拳で戦っていたんだ!」と激しくアピールし、二人はハグした。 

さらにアルバレスは「僕はただ戦っていたんだ。ダスティンはうまく距離をコントロールしていたから、僕は全力で自分の距離に入ろうとしていたんだ。確かに最後のは反則だね。謝るよ。また試合したいと思う」と語った。