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アルメイダ、目標はチャンピオンベルト獲得

 


輝きを放つチャンピオンベルトと大きな大会のメインイベントに登場する主役を見れば、毎年この時期に発表される年間ベストの頂点に立つファイターの顔が見えてくる。しかし、それも当然のことだろう。注目が集まるチャンピオンシップの試合には大きなプレッシャーがかかり、すでにトップクラスに上り詰めたエリートファイターと数多く戦わなければならないからだ。また、12カ月にわたって繰り広げられてきたUFCのタイトルマッチで2度3度と勝利を挙げることは称賛に値し、それを成し遂げた者は"ファイター・オブ・ザ・イヤー"獲得候補として話題になるにふさわしい。

それはまた、タイトル争いに名乗りを上げたいファイターにとっては、わずかなチャンスしか残されていないことを意味している。この1年、オクタゴンで目覚ましい活躍を見せ、急浮上してきた新進気鋭のファイターたちは、今年も引き続き成功を続けることができれば、1年後には注目の一戦に出場できるかもしれない。

 

まさにそのポジションにいるのがバンタム級のトーマス・アルメイダだ。ブラジル出身で24歳のアルメイダは昨年に3勝を挙げ、一気にトップ10入りを果たすと、UFCで将来が期待される若手スターとなった。勝利する度に成長を遂げ、いずれの大会でもパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞している。イヴ・ジャブエンとブラッド・ピケット、アンソニー・バーチャックをいずれも異なる技で倒し、ファンの度肝を抜いた。

1年の終わりに称賛の声を耳にすることは気持ちがいいに違いない。また、アルメイダは2015年をキャリアにおける2つの目標を実現することができた年として振り返ることになるだろう。そして、最大の目標達成に向け努力を続けていく。その目標とはUFCバンタム級のタイトル獲得だ。

昨年11月に地元サンパウロで行われた大会でバーチェックを倒したアルメイダはその時の試合についてこう語っている。

「気持ちを言葉に表すことができない。絶対に忘れることができない経験だね。試合結果については特にそうだ。友達や家族、みんなが見に来ていた。最高の瞬間だった」

サンパウロのファイトは、ラスベガス開催だったUFC189でピケットに2ラウンドKO勝ちという勝利を受けて行なわれた。ラスベガスもアルメイダが絶対に戦ってみたいと名前を挙げていた都市であり、4月にモントリオールのベル・センターでジェブエンを破った後に希望していたロケーションだった。

勝利を重ね、ボーナスを何度も獲得していれば、すぐにでもタイトル挑戦の声がかかりそうなものである。とはいえ、現在のバンタム級にはT.J.ディラショー、ドミニク・クルーズ、ユライア・フェイバーのビッグ3がトップの座を争っており、今月17日(日)、日本時間18日(月)にはボストンでディラショーとクルーズが直接対決に挑むことになっている。つまり、アルメイダには"ToDoリスト"の究極の目標にチェックを入れる前に、やるべきことがあると言えよう。

それでもアルメイダにとっては何ら問題ないはずだ。21勝0敗の記録を持ち、対戦相手を派手なスタイルで片づける男ではあるが、アルメイダは謙虚なファイターでもある。

バンタム級でトップに上り詰めることについて聞かれ、「着実に前進して行く方が好きだ」と答えている。また、対戦相手が誰であろうと、UFCの決定に従い3月にケージに戻りたいと語った。「ここまでたどり着くのに長い時間がかかった。でも、目標はバンタム級でナンバー1になることだ。だから、まだ終わったとは思っていない。ナンバー1になるためには、さらに頑張らなきゃいけないんだ」

アルメイダはオクタゴンでのデビュー戦となったティム・ゴーマン戦で満場一致の判定勝ちを収め、ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞して以来、ボーナスを蓄えており、それが役立っている。

 

家族の生活を考えてボーナスの一部を使ってはいるものの、王者になる目標を持つアルメイダは自らのキャリアのためにその大半を投資していると明かす。試合は厳しくなる一方であり、見応え十分なファイトで破壊力のある一打を見舞うだけでは、2016年に目指す頂に届かないと理解しているからこそだ。

11月のバーチェック戦で1ラウンドKO勝ちを収め、さらなるボーナスを獲得する以前、アルメイダは「収入の一部で家族を助けているけど、将来、チャンピオンになりたいから大半は自分自身に投資している。各分野の専門家であるプロを集めてトレーニングキャンプが向上するように手伝ってもらっているんだ」と話していた。

「僕はもう随分とプロのアスリートらしくなった。UFCが与えてくれた素晴らしいチャンスをモノにして成長した。より完ぺきなアスリートとなり、前より集中できている。若いし、常にもっと進歩すべきだ。そうすれば、UFCのチャンピオンになる目標を達成できるはずだ」

その1カ月後、1勝を追加したシュートボクセ・アカデミー所属のアルメイダは焦点をさらに絞っていた。自身のキャリアで次のステップに進むため、そして、今年を振り返った時にオクタゴンで栄誉を受けるトップのファイターになるために、必要なことの土台を探る分析までしていたのである。

「もっと厳しくトレーニングすべきだということだね。モチベーションを持ち続けなければならない。それに、周囲の人たちに対して、誠実であり続けなければならない。頭を正しい方向に向け、今やっていることを続けていくだけだ」。

また、この勢いを維持し、2016年以降も驚異的な無敗記録を伸ばすためには何が必要かと質問され、「僕はとても強い気持ちを持っている。外部から何一つ、僕の中に入れさせない。ブレないことだ。このクラスでトップを走り続けるためには、そういうことを続けていかなきゃいけない」と語った。

その通りのことが実行できれば、すべてがうまくいくとアルメイダは確信している。

「着実にやる。努力してトップに上り詰めてUFCのチャンピオンになるという目標を達成したい」