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成功の秘けつ:セージ・ノースカットのファイティングスタイル

 

無敗の新星セージ・ノースカットはUFCの2戦目にしてようやくいくらかの危うさを見せたものの、テキサス出身の若き才能あふれるファイターはひるむことなく、コーディ・フィスターから早々にテイクダウンを奪うと、プロ戦績を7戦無敗に伸ばした。

日本時間1月31日(日)にニューアークで開催されるUFCファイトナイトに出場し、ブライアン・バーバリーナとの一戦に臨むノースカットはUFCデビューを果たすやいなや、あっという間に注目を集めるようになった。速さと優れた運動神経に加え、まだ7試合しか戦っていないにもかかわらず、彼の年齢では珍しく技術面の実力も高い。

“スーパー・セージ”ことセージ・ノースカットの次戦はUFCファイトナイト・ニューアーク

なぜ、ノースカットはここまで特別なのだろう。

現在19歳のノースカットは空手のエキスパートとしても知られ、4歳の頃からトレーニングを積んでいる。運動能力の高さを持つだけに、スタンディングの試合では厄介なポジションからでも攻撃を仕掛けていける。特に足刀蹴りを使いこなす様はまるでボクサーがジャブを打つかのようだ。

ノースカットのテクニックに関しては手が最も洗練されていない部分だと言えるが、精度不足をスピードで補っている。そして恐ろしいのがノースカットのキックボクシングだ。ノースカットがUFCと契約を交わす直前に挑んだ試合で、実際に超高速の回し蹴りを見舞っている姿が『YouTube(ユーチューブ)』に投稿されている。

UFCコメンテーターのジョー・ローガンは先ごろ、ノースカットのオールラウンダーな力を称賛し、UFCデビュー以来、輝きを放ち続けていると褒め称えた。

「セージ・ノースカットはオクタゴンの中で壮観なテクニックを披露し、幅広いスキルを発揮している。超高速のキックにパンチ。闘争本能を見て取れる。多彩なスキルを持った猛烈で若く運動能力の高いファイターだと思う」

ノースカットの試合で最も恐怖を感じ取らせるのはレスリング能力だ。高校時代のノースカットは柔術とキックボクシングのトレーニングに多くの時間を割いており、レスリングはほんの数カ月、競技に関わった程度ではある。

ノースカットはストライキングを生かしてレスリング戦に持ち込むと、素早く投げ飛ばし、何発かのコンビネーションを食らわせた後、試合を決定づける片足または両足のタックルでテイクダウンを取る。いったんマットに沈めれば、あとはノースカットの独壇場。破滅的なエルボーやハンマーのごとく拳を打ち込むなど、相手を打ち負かすために使える技をすべて投じるのだ。

前回のフィスター戦に先だって、ノースカットは有名な『TriStar(トリスター)』のヘッドコーチであるフィラス・ザハビと共にモントリオールでトレーニングに励んだ。ジョルジュ・サン・ピエールを指導するザハビはノースカットと彼の意欲に感動を通り越した印象を受けたと明かしている。

 



「練習室での彼は驚異的。外でも素晴らしい。とてつもないハードワーカー。そして人懐っこい。これ以上は求められないほどだ。あの子は本当にすごい」とコメントしたザハビはさらに「感銘を受けたことがたくさんある。カウンターについての彼の理解や、タイミング。彼は本当に多くの経験を積んだ者しか持たないタイミングを持っている。彼のタイミングは実に素晴らしい」と続けた。

UFCファイトナイト・ニューアークに出場するノースカットの対戦相手は先ごろブライアン・バーバリーナに変更された。バーバリーナはもともと2月中旬に行われるピッツバーグの試合に出る予定だったが、急きょ、ニューアークでノースカット戦に挑むことが決まった。そのため、“スーパー・セージ”ことノースカットとバーバリーナの一戦はウェルター級マッチとして組まれている。ノースカットにとってはキャリア最大の試練となるだろう。