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大チャンスをつかむため歩みを止めないマグニー

 


ウェルター級で活躍するニール・マグニーは今、波に乗っている。過去2年間で10試合に出場し、敗北を喫したのは一度だけ。その活躍レベルは“カウボーイ”ことドナルド・セラーニの称賛に値するほどだ。そんなニューヨーク出身の28歳マグニーのスキルセット(戦闘能力)が今とてつもない勢いで進化を見せている。

もはやジ・アルティメット・ファイター(TUF)シーズン16に登場した頃のレスリング重視なファイターとしての面影はない。マグニーはチーム・エレベーションの一員として着実にトレーニングを重ね、あらゆるチャンスをつかみたい一心で戦ってきた。

「常に活動していることが良い結果につながった」とマグニーは語る。「毎試合、自分に必要なことを習得しようとしている。デミアン・マイアに負けた試合からも多くを学んだし、一番最近のケルヴィン・ガステラム戦でも学ぶことがあった」

「今、自分のキャリアはもっと強いファイターたちと戦い始めるタイミングを迎えていると思う。ここまでに戦ってきた試合はすべてオクタゴン内でのやり方に慣れるために必要だったことだと思うし、これから先、もっと大きな試練を乗り越えていくためにも必要な準備だったと思う。今後はランキングに入っているファイターと戦っていくことになる。タイトル獲得に近づくにはそうしなきゃいけない」

 


多くのウェルター級ファイターたちと試合を重ねてきたマグニーだが、日本時間3月20日(日)に開催されるUFCファイトナイト・ブリスベンで対戦相手するキューバ出身の強豪、ヘクター・ロンバートとの対決は彼のUFCキャリア上、最も手強い挑戦になるだろう。この試合がマグニーのタイトル戦への行方を大きく左右する可能性も否めない。

ロンバートの激しい打撃力は十分承知している様子のマグニー。その反面、ロンバートがオリンピック柔道を経験していることはそこまで警戒していない。本人が気にしているのは、オクタゴンに上がり、相手が誰であろうと良い試合をすることだ。

「正直ロンバートにそこまでノックアウト力があると思っていないし、皆が恐れるような存在でもない。ロンバートはオレが欲しい物(タイトル)を手に入れるために倒さないといけないファイター、それだけ。もしヘクター・ロンバートのような大物、そして次にトップ5のファイターを倒すことでタイトル戦への道が開けるなら、オレはそれをやる。チャンスを逃さないことが大切だし、ヘクターはオレにとってのチャンスなんだ。必ず勝ちにいく」

過去に対戦したほとんどの相手から勝利を収め、マグニーは短期間のうちにUFCで最も競争が激しい階級の上位へと駆け上がった。しかし、その勢いは止まることを知らない。

もし頂点にたどり着くために世界中を旅することが必要なのであれば、“ミスター・インターナショナル”ことマグニーはUFCのスピードダイヤルに登録してもらいたいと思っているようだ。UFCで戦う全員の選手がタイトルを獲得することを目的としている中、頂点に達するまでの道のりを感謝できるファイターはそう多くないことをマグニーは知っている。世界中を駆けめぐりながら自身の愛する格闘技に打ち込むことを彼は当たり前と思っていない。情熱と努力を武器にこれからも偉大なことを成し遂げていくつもりのようだ。

「世界中を旅しながら格闘技ができるなんて素晴らしいことだよ」とマグニーは言う。「ミリタリーにいた時も旅をすることはあったけど、これは別物。(世界を飛び回ることについては)何も文句はないよ。その上、自分のキャリアに必要なたくさんの重要な経験が得られる。正しい方法で成長を重ねているし、ウェルター級のトップとやり合うだけの準備はできている」

「今までの過程すべてに意味があると思っているし、試合を重ねるたびに自分に必要なことを学んでいる。タイトルを獲りにいく準備はできているし、それまで止まるつもりもない」と今週末の試合を前にマグニーは語った。