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Charles Oliveira and Ilia Topuria
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ホワイトCEOがUFC 317のメインイベントなどの夏の注目試合を発表

現地時間13日(火)、UFCのデイナ・ホワイトCEOが毎年恒例のインターナショナル・ファイト・ウイーク期間中の6月28日(土)【日本時間6月29日(日)】に組まれたUFC 317のメインイベント、およびセミメインイベントを発表した。
 

メインイベントでは元ライト級王者のチャールズ・オリベイラが、元フェザー級タイトルホルダーであるイリア・トプリアに挑み、空位となっているライト級の王座を争う。ライト級チャンピオンのイスラム・マハチェフはこのタイトルを返上してUFCウェルター級へ階級を上げ、新たな王者となったジャック・デラ・マダレナと後の日程で対戦する予定だ。

オリベイラは昨年11月に行われたUFC 309でマイケル・チャンドラーと戦った際に、ファイト・オブ・ザ・ナイトに選ばれるほどのパフォーマンスを発揮。2021年から2022年にかけた在位期間の中で、ダスティン・ポワリエを第3ラウンド1本勝ちで退けてタイトル防衛に成功している。一方、元フェザー級王者のイリア・トプリアはアレクサンダー・ヴォルカノフスキーとマックス・ホロウェイに2戦連続でノックアウトを決め、ベルトを守ったばかり。スペイン出身のトプリアにとって、UFC 317は2022年にジャイ・ハーバートにノックアウト勝ちして以来の、ライト級帰還となる。

セミメインイベントではフライ級チャンピオンのアレシャンドレ・パントージャがハードヒッターのカイ・カラ・フランスと激突。7連勝中のパントージャは過去3試合で朝倉海、スティーブ・エルセグ、ブランドン・ロイバルを相手にタイトルを守っている。対するカラ・フランスは前戦で早々にエルセグをテクニカルノックアウトしており、UFCタイトルに向けた2度目のチャンスを最大限に活用したいところだ。初めてのタイトル戦は2022年で、その際はブランドン・モレノと暫定フライ級タイトルを争った。

Alexandre Pantoja of Brazil reacts to his win against Kai Asakura of Japan in the UFC flyweight championship bout during the UFC 310 event at T-Mobile Arena on December 07, 2024 in Las Vegas, Nevada. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)
Alexandre Pantoja of Brazil reacts to his win against Kai Asakura of Japan in the UFC flyweight championship bout during the UFC 310 event at T-Mobile Arena on December 07, 2024 in Las Vegas, Nevada. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)

さらに、ホワイトCEOはミドル級チャンピオンのドリカス・デュ・プレシのネクストバウトについても発表している。南アフリカからやってきたデュ・プレシは8月実施のUFC 319のメインイベントで、ハムザト・チマエフを相手にタイトル防衛に臨む。デュ・プレシは前回の試合だったオーストラリア・シドニーを舞台とするUFC 312でショーン・ストリックランドと再戦。元王者に対し、2度目の判定勝ちを収めた。3度目の防衛戦には、これまで以上の期待が集まっているかもしれない。ここ最近で、チマエフのタイトル挑戦を望む声がさらに高まっていたからだ。

31歳のチマエフはオクタゴンデビューを果たした2020年に3連勝を飾り、近年でも最も印象的なブレイクを遂げている。それから4年でギルバート・バーンズやカマル・ウスマンらから5勝を挙げ、ロバート・ウィテカーに決めた第1ラウンド1本勝ちによって、ミドル級のコンテンダーとしての立場が揺るぎないものに。今回はデュ・プレシとのバトルという形で、ついにタイトル争いにたどり着いている。

その他に、下記の対戦が発表されている。

UFC 317
ブランドン・ロイバル vs. マネル・ケイプ
パウロ・コスタ vs. ロマン・コプィロフ
ベニール・ダリウシュ vs. ヘナート・モイカノ
ジャック・ハーマンソン vs. グレゴリー・ロドリゲス
ジョナタ・ジニス vs. ジャスティン・タファ
ビビアニ・アラウジョ vs. トレイシー・コルテス

UFCファイトナイト・アブダビ:ウィテカー vs. リダー
シャラ・マゴメドフ vs. マルク・アンドレ・ベリオー