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ファーガソン、ドス・アンジョスを下して王座挑戦に王手

日本時間11月6日(日)、 メキシコ・メキシコシティにあるアレナ・シウダ・デ・メヒコで行われたUFCファイトナイト・メキシコシティのメインイベント、ハファエル・ドス・アンジョス対トニー・ファーガソンの試合レポート。

【メインイベント】
ライト級 5分5ラウンド 
ハファエル・ドス・アンジョス vs. トニー・ファーガソン




打撃、テイクダウン、寝技の全てで圧倒的な強さを見せてライト級を支配していたハファエル・ドス・アンジョスは7月、エディ・アルバレズの乾坤一擲の一発を効かされてしまい、さらに猛攻を受けダメージを回復できないまままさかのTKO負けで王座陥落。ランキング2位となった今回、復帰戦を迎える。

対するトニー・ファーガソンは、リーチを活かした高いボクシング技術と必殺のダースチョークを武器に現在8連勝中、現在ランキング3位。復活を目指す前絶対王者ドス・アンジョスと、現在ライト級でもっとも勢いのあるファーガソンによる、実質上次期タイトル挑戦者決定戦と言うべき注目の一戦だ。

1ラウンド。基本はサウスポーのドス・アンジョスとオーソドックスのファーガソンだが、どちらもスイッチを繰り返してフェイントを繰り出しながら様子を伺う。強烈なローを数発ヒットさせたドス・アンジョスは、徐々にプレッシャーを強めてゆく。カウンターの左ストレートをヒットさせたドス・アンジョスは、さらにローでファーガソンのバランスを崩させて、上からパウンドを放つ。しかしファーガソンもオープンガードから足を効かせてすぐに立ち上がる。

終盤さらにプレッシャーを強めていったドス・アンジョスだが、ファーガソンも距離を掴んだか、カウンターの右アッパーやフックをヒットさせてみせた。

2ラウンド、前に出たファーガソンは、スタンスを変えながらリーチを生かしたストレートやアッパーをヒット、さらにインローを繰り出してゆく。ドス・アンジョスも負けじと強烈な左ストレートとミドルを返す。途中で腕を伸ばしたファーガソンの指がドス・アンジョスの目に入るアクシデントが。

再開後、スイッチを繰り返すファーガソンは、肩を柔らかく使った変則的なフォームのジャブやインローをヒット。ドス・アンジョスも時に強烈なミドルを返すものの、いつものようなプレッシャーをかけられない。さらにファーガソンはさらに左ストレートをヒット。ドス・アンジョスを一瞬ぐらつかせた。

3ラウンド、勢いに乗ったファーガソンは変幻自在のスイッチからワンツーやローをヒット。さらにバック肘を連続で繰り出だしてみせる。ドス・アンジョスもミドルやハイを放つが、ファーガソンはひるまず前に出ては、左右から鋭いジャブ、ローを放つ。前進するファーガソンに対し、終盤ドス・アンジョスはカウンターのスピニングバックフィストから、左ストレートを当てて挽回してみせた。

4ラウンド。顔面を血に染めながらプレッシャーをかけようとするドス・アンジョスを、ファーガソンは鋭いジャブやアッパーで迎え撃ち、さらに顔面に膝を当てる。さらにファーガソンは前転して飛び込んでの足関節狙い。ドス・アンジョスが反応すると、すぐに立ち上がるファーガソン。

その後もときにドス・アンジョスの強烈なカウンターを浴びつつも、意に介さずボディも交えて前に出るファーガソン。ドス・アンジョスはカウンターのテイクダウンを狙うが、ファーガソンはそれを振りほどくと、軽快なリズムで肩を柔らかく揺らしてはパンチや回転技を出す。さらに終盤ファーガソンは、タックルを仕掛けてドス・アンジョスが反応したところに打撃を当てていった。

5ラウンドも、柔らかいフォームで角度を変えつつプレッシャーをかけるファーガソンと、下がりながら回るドス・アンジョスという展開が続く。ファーガソンはドス・アンジョスを金網際に詰めるが、あえてそこで下がってドス・アンジョスをオクタゴン中央に呼び込む余裕をみせる。

ドス・アンジョスは時折強い左ストレートやミドルを当ててみせるものの、変則的なリズムで無数のフェイントを駆使するファーガソンの前進を止められず、被弾する場面が目立つまま試合は終了した。

高度な5ラウンドの打撃戦の判定は3-0(三者とも48-47)でファーガソンに。キャリア最大の勝利を掴んだ勝者は、スペイン語で「ありがとう。ビバメヒコ!」と叫んでインタビューを切り上げた。ファーガソンはこれで9連勝、タイトル挑戦に王手をかけることになった。

敗れたドス・アンジョスの方は「今日はトニーの方が強かった。向こうの指が目に入ってしまって二重に見えていたんだけど、言い訳にはできない」と語った。