UFC史上最大となるであろう大会にさらなるビッグマッチが追加された。元ヘビー級王者ブロック・レスナーのオクタゴン復帰が正式に決定。レスナーが参戦するのは日本時間7月10日(日)に開催されるUFC 200だ。 「自分の中の真のコンペティターはまだくすぶっている。だからやるしかない」と語るレスナー。 ミネソタ出身で38歳のレスナーはアメリカ時間6日(月)朝、『ESPN』の番組”SportsCenter(スポーツセンター)“で参戦を表明した。 2011年12月以来となる総合格闘技の試合に出場するレスナーと対戦するのはノックアウトアーティストと称されるベテランのマーク・ハント。 レスナーは番組の中で「誰でもよかった。オレは気にしない。それくらい単純なこと。UFCの試合は一度も断ったことがない。(ハントと)しっかり戦えると思う。ハントを相手にグラウンドを取れれば勝負ありだ。もちろん、スタンドでの戦いも対応していかなきゃいけないけど、興奮するしワクワクするね。それが違いだ」とコメントしている。 NCAA(全米大学体育協会)ディビジョン1のフリースタイルレスリング選手権で王者に輝き、WWEでの活躍が世界的な人気を呼んだレスナーは2007年に総合格闘技の世界に入ると、2008年にはUFCでデビューを果たし、元世界王者のフランク・ミアと対戦。UFC 81のミア戦は敗れたものの、次の4試合では見事に勝利を収め、ランディ・クートゥアとのタイトルマッチを制してUFCヘビー級チャンピオンの称号を手に入れている。さらに、UFC 100ではミアと再戦して白星を飾り、2010年のシェイン・カーウィン戦も見事なサブミッション勝利を挙げた。現役生活を続ける中でレスナーにとって最大の敵となったのが憩室炎だ。ケイン・ヴェラスケスに敗れて王座陥落を喫した後、さらにアリスター・オーフレイムにも敗れたレスナーは2011年にUFCを引退した。 引退について「あの決断は受け入れられなかった。(引退を)決めるのは本当に難しかったし、随分と悩んだ。一生、あの決断を受け入れられなかっただろうと思う。夢を持って生き、恐れに立ち向かうことが大事だと信じているだけに、自分の望まない現実とこれから先20年も向き合っていくなんて。“思い通りに、やるべきことをやれ”と思って、今ここにいる」とも語ったレスナー。 UFCから身を引いた後、レスナーはWWEに復帰し、プロレス界で最も高い人気を誇るコンペティターの1人として活躍してきた。しかしながら、再びオクタゴンに上り、100%の全力闘球でやり残した仕事を果たしたい思いがくすぶっていたのだ。そして、2016年7月、そのチャンスを得る。 「キャリアの絶頂期に最高の状態じゃなかったから、UFCでのキャリアは何かごまかされたような気持ちがあった。自分としては対戦相手に一度も負けたつもりはない。ただ、憩室炎に負けた。あいつ(憩室炎)に打ち負かされたんだ」 ラスベガスのT-Mobileアリーナを舞台に開催されるUFC 200はダニエル・コーミエ対ジョン・ジョーンズのライトヘビー級タイトルマッチがメインイベントを張る。加えて、ジョゼ・アルド対フランキー・エドガーのフェザー級暫定王者決定戦、ミーシャ・テイト対アマンダ・ヌネスの女子バンタム級タイトルマッチも大注目を集めている。