日本時間7月10日(日)、アメリカ・ネバダ州ラスベガスにあるT-Mobileアリーナで行われたUFC 200のセミメインイベント、ブロック・レスナー vs. マーク・ハントの試合レポート。
ヘビー級 5分3ラウンド ブロック・レスナー vs. マーク・ハント 08年11月、MMA4戦目にしてランディ・クートゥアを倒しUFCヘビー級王座に輝いたブロック・レスナーは、これが4年8ヶ月ぶりのMMA復帰。ちなみに4月にはWWEレッスルマニアで戦っている。 対するマーク・ハントは去年の11月にはアントニオ・シウバを、今年の3月にフランク・ミアを1Rで沈めており、40歳にして絶好調だ。現在ランキング8位。200回記念大会に相応しい、超重量級の怪物二人の激突がここに実現する。 1ラウンド、試合開始と同時に、意外にも(?)距離を取って、スイッチしながら軽快にステップを踏むレスナー。対するハントはオクタゴン中央を取ってジャブのフェイントを放ちながら様子を見ている。時折テイクダウンのフェイントを見せるレスナーは、飛び込んでの右を狙うが不発。やがて遠い間合いからレスナーがタックル! ハントが背中を向けるようにして逃げるが、レスナーは追いかけて金網際にハントを詰めると、改めてダブルレッグのクラッチを組んでテイクダウンに成功! ハントがすかさず立ち上がろうとするところに背後につき、パウンドを放って行く。ハントは金網を背に正対することに成功したが、密着し続けたレスナーはハントの右足を抱えて引いてまわしてテイクダウン! 巨大な上半身を用いてサイドから抑え込むことに成功した。やがてハントがうつぶせになると、レスナーは背後から上に乗ってパウンドとボディへの膝。やがてフルスイングのパンチを振り下ろすレスナー! ハントが必死で立ち上がって逃げるが、レスナーは追いかけてダブルレッグ。そのままハントの巨体を引っこ抜くように豪快に叩き付けると、マウント! そのままパウンドを落とすなかラウンドが終了した。 2ラウンド。やや表情に疲れが見えるレスナーは、試合開始時の軽快なステップは見せずに距離を取ってジャブを伸ばす。対してじりじりと距離を詰めて、必殺の右や膝を狙うハント。レスナーは低いタックルを見せるが、ハントは素早く反応して切ってみせるサークリングを続けるレスナーに対して、ハントは豪快な右スイング! レスナーはそれをかいくぐって低いテイクダウンに入るが、ハントは難なく足を抜く。その後もハントは距離を詰めての右を見せるが、不発。終盤レスナーは組み付いてハントをケージ際まで押してゆくが、ハントは倒されずにラウンド終了までディフェンスしてみせた。結局このラウンド、スタミナを失ったレスナーはハントをテイクダウンできなかったが、ハントも有効打を当てることはできなかった。 3ラウンド。ハントはジャブで前に出て右を振るうが、レスナーはクリーンヒットを回避。やがてハントの左に合わせてレスナーはシングルレッグに入り、そのまま金網まで押してゆきダブルレッグに移行し、再びハントの巨体を引っこ抜いてのテイクダウンに成功! 巨大な胸をハントにあずけて、ほぼマウントの体勢で抑え込んだレスナーは、細かいパウンド。やがてハーフで抑え込んだレスナーは、動けないハントにその拳を振り下ろしてゆく。やがて肩固め狙いからレスナーはマウント奪取! (背筋を伸ばして座るのではなく)胸を合わせて首を抱えて抑え込み、ハントの動きを封じたレスナーは、右の拳を大きく振り下ろしてのパウンド。やがてハントはなんとかハーフに戻すが、上半身は制されたまま。そのままレスナーがパウンドを打ち続けて試合は終了した。 判定は3-0 (三者とも29-27)でレスナーに。スマートな戦い方で懸念されたスタミナの問題も克服し3ラウンド戦い抜いたレスナーが、その恐るべき怪物ぶりを改めて見せつけた形となった。 勝者は「この気持ちは言葉では言い表せないよ。みんなありがとう。このアメリカで軍服を来て、この国を守ってくれている人々に感謝だ。この一人のホワイトボーイから、全ての民族の人々に! 俺たちは一つになろうぜ!」と語って大歓声を浴びた。