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ハビロフ、セデンブラッドらが快勝

日本時間5月9日(日)、オランダ・南ホラント州ロッテルダムにあるアホイ・ロッテルダムで行われたUFCファイトナイト・ロッテルダムにおけるプレリミナリーファイト(前座試合)後半戦の結果は以下の通り。



ライト級 5分3ラウンド 
ルスタム・ハビロフ vs. クリス・ウェード


豪快なスープレックスで知られるロシアのハビロフは、2月末にノーマン・パークに快勝してから、僅か2ヶ月少々のインターバルで登場だ。対するウェードはUFC登場以来4連勝中。前回はメディ・バグダット相手に、1ラウンドにチョークで一本勝ちして勢いに乗っている。

1ラウンド。オーソドックスに構えるハビロフに対し、スイッチを繰り返すウェードは前蹴りやミドルを繰り出してゆく。やがて距離が詰まり組み付いたハビロフが投げを放つが、ウェードはすぐに立ち上がる。ウェードはサウスポーから左のインローをヒット。タックルに入ろうとしたハビロフにウェードのカウンターのジャブがヒット。それでも組み付いたハビロフは、バックに回るとスープレックスを狙うが、ウェードは前傾姿勢を取り防御。そのままグラウンドで背後に付いたハビロフは、やがてスクランブルを仕掛けて足を取ったウェードの足を逆に取って崩し、ガぶることに成功。上から打撃を落としていった。

2ラウンド。積極的にパンチや蹴りを出してゆくハビロフに対し、ウェードは足を入れ替えて左のジャンピング・ハイキック一閃! 倒れたハビロフに追い打ちをかけにいくが、ハビロフはすぐに回復してスクランブル上を取り返し、やがてバックに回る。ウェードは背後に付いているハビロフの首に手をかける形で正対に成功するが、ここでハビロフは下になりながらも三角締めの体勢に。 しかしウェードは腕を対角線に流されることなく、体重をかけて締めを防いでやがてハビロフのガードの中に。しかしハビロフは足を使って試合をスタンドに戻す。その後ワンツーで圧力をかけたハビロフはテイクダウンを成功させ、上の体勢でラウンドを終えた。

3ラウンド。右ローを放つハビロフは、前に出て来るウェードにカウンターのフックをヒット。やがて組み付いたハビロフは、背後に回ると投げでグラウンドに持ち込み、チョークを狙ってゆく。ウェードは逃げようとするが、ハビロフは巧みに体重移動しウェードの背後に乗っては細かいパンチを落とし、ウェードが立とうとするとすかさずスープレックスで試合を再びグラウンドに。その後もウェードの背後に付き続けたハビロフは、パンチとスープレックス狙いで試合終了まで攻め立てて、ロッテルダムの観衆の大きな声援を浴びた。

判定は3-0 (30-27, 29-28, 29-28)でハビロフに。何度も相手を投げてみせて持ち味を大いに発揮したハビロフは「簡単な試合ではなかった。2ラウンドにはいい蹴りをもらったけど、すぐにダメージを回復できたよ」と語った。


ミドル級 5分3ラウンド 
マグナス・セデンブラッド vs. ギャレス・マクレラン




スウェーデン出身の34才、セデンブラッドは現在UFC3連勝中。対する南アフリカ出身で33才のマクラレンも前回、ブッバ・ブッシュにパンチでKO勝ちしており、波に乗った者同士の対戦だ。



1ラウンド。長身のセデンブラッドがオーソドックスに構えてオクタゴン中央を取ると、マクラレンはサウスポーで回りながら横蹴りを繰り出してゆく。やがてセデンブラッドの強烈な右ストレートがヒット! ぐらついたマクラレンだが、すぐに持ち直す。その後も中央を取って距離を詰めるセデンブラッドと、回りながら蹴りで距離を取るマクラレンという展開が続いた。

2ラウンド。距離を詰めたセデンブラッドが右ハイを放つと、これがガードの上からヒット。それでも効いて動きが止まったマクラレンに対し、セデンブラッドが猛ラッシュ。頭を抑えての右アッパーの連打を放ち続けると、受けるがままになってしまったマクラレンを見て47秒、レフェリーが試合を止めた。

常にペースを握って戦い続け、相手を仕留めてみせたセデンブラッドは、「楽しかったよ。(フィニッシュのきっかけとなったハイは)強い蹴りだった。最初はボディを蹴ったから、あれが効果的だったんだ。すぐにでもジムに帰って、すぐに練習するよ。まだまだ学ぶべき新しいことが多いんだ」と語った。


ライト級 5分3ラウンド 
ジョン・タック vs. ジョシュ・エメット




グアム出身のタックは現在UFC3勝2敗。前回はバン・テヒョンに1ラウンドチョークで一本勝ちをしている。対するエメットはチーム・アルファメール所属、デビュー以来9連勝を挙げて今回、無敗でオクタゴンデビューを迎える。

1ラウンド、オーソドックスに構える両者。前に出て来るタックに、エメットは左フックのカウンターを当てる。さらにエメットは何度か豪快な右フックをヒット。スイッチも用いながら有効打を当てるエメットに対し、タックはやや手数が少なくなっていった。

2ラウンド。前に出るタックに対し、距離を取るエメットは右ボディフックをヒット。後半はエメットの方がガードを下げたまま前に出て行く場面が目立った。

3ラウンド。ガードを下げて頭を振りながらジャブやストレートを放つエメット。このままでは形勢不利と前に出るタックに対し、エメットが足を使って距離を取ると場内からはブーイングが。タックの放った後ろ廻し蹴りを払った際に左手の指を痛めたらしいエメットが下がり続けると、エメットは追いかけて左膝、左のミドルをヒット。逃げ惑うエメットを追いかけてケージに詰めてさらに膝を当てるが、試合終了のベルが鳴った。

判定は2-1(29-28、29-28、28-29)でエメットに。終盤逃げ惑ったエメットにはブーイングが浴びせられたが、そのエメットが見せた右手の薬指は避けて骨が飛び出ていた。UFC初登場初勝利、デビュー以来10連勝を飾ったエメットは「10年間もここで戦うことを夢見ていたんだ。家族のみんな、チームのみんなありがとう」と語った。



ライト級 5分3ラウンド 
ヤン・カブラウ vs. レザ・マダディ




かつて日本で桜庭和志と対戦、肩固めで一本勝ちを収めたことのある柔術黒帯のカブラウは、一昨年は小谷直之にもチョークで一本勝ち。昨年11月にジョニー・ケースに判定負けして以来のオクタゴン登場だ。対するイラン出身のマダディはこれまでUFCで2勝2敗。昨年10月にノーマン・パークに判定負けして以来の試合となる。

1ラウンド、オーソドックスに構える両者。カブラウのパンチに合わせてマダディはテイクダウンに入るが、カブラウがディフェンス。カブラウもテイクダウンを狙うが、マダディは距離を取る。お互いテイクダウンを防ぎ合う展開が続いたが、残り1分のところでカブラウがシングルレッグからテイクダウンに成功。リバーサルを仕掛けたマダディの動きに合わせてバックを奪うが、マダディも動いて立ち上がることに成功した。

2ラウンド開始時、カブラウと手を合わせようとしないマダディに対し、すかさずロッテルダムのファンがブーイングを浴びせると、マダディはハイタッチに応じることに。そこでブーイングが歓声に変わると、マダディはさらにカブラウにハグを提案するジェスチャー。少し躊躇したカブラウが応じると、場内が大歓声に包まれた。

マダディがフックをヒットすると、カブラウもワンツーからテイクダウンへ。マダディが倒れながらクレイドルで切り返すと、今度はカブラウがオモプラッタ狙い、しかしマダディは腕を引き抜いて両者が離れた。その後テイクダウンを防御し合った両者だが、終盤にマダディがダブルレッグでテイクダウンに成功。が、カブラウはすぐに立ち上がってみせた。

3ラウンド。マダディを金網に押し付けてテイクダウンを狙うカブラウだが、カブラウは倒れない。両者離れた後、ジャブで距離を詰めたマダディの右アッパーが炸裂! さらに左右のパンチを連打すると、反応せずに棒立ちのままパンチを受けたカブラウを見て1分56秒、レフェリーが試合を止めた。

見事なパンチを見せつけたマダディは、「最高だ。UFCにチャンスを貰えて帰って来ることができた。ハッピーだよ。アッパーやフックは特によく練習してきたんだ」と語った。