日本時間2016年9月4日(日)にドイツ・ハンブルクのバークレイカード・アリーナで開催されたUFCファイトナイト・ハンブルクのメインイベントの試合レポート。
ヘビー級 5分5ラウンドアンドレイ・アルロフスキー vs. ジョシュ・バーネット「ちょっとパンチの的になりすぎたな。まぁ、いいさ。手でも足でも触らせて貰えば、勝って家に帰るのはこの俺だよ」 日本時間2016年9月4日(日)にドイツ・ハンブルクのバークレイカード・アリーナで開催されたUFCファイトナイト・ハンブルクのメインイベントで実現した元UFCヘビー級王者対決で、アンドレイ・アルロフスキー(6位)から3ラウンド2分53秒でタップを奪ったジョシュ・バーネット(9位)は晴れやかな表情でそう語った。 試合開始早々にアルロフスキーの左アッパーで片膝をついたバーネットがその直後に右フックでノックダウンを奪い返し、一気に場内を爆発させる。バーネットに組み付きダメージからの回復を図ったアルロフスキーはしばらくするとバーネットを突き放し軽やかな動きで打撃戦を試みるが、バーネットはすぐに相手に組み付き試合のペースダウンを狙う。残り時間2分30秒、アルロフスキーが外掛けでテイクダウンを成功させて猪木アリポジションからパウンドの機会を伺うが、レフリーにブレイクを命じられる。攻防がスタンドに戻るとアルロフスキーの左右の連打がバーネットを襲い、バーネットは打撃戦ではガードを固めて防戦一方になってしまう。なんとかアルロフスキーを金網に押し込んだバーネットだが、テイクダウンを奪えぬままラウンドの終了を迎えた。 バーネットが右のオーバーハンドで突進し、アルロフスキーを金網に押し付けるがテイクダウンを奪えない。金網際の攻防で両者は膠着状態に陥り、レフリーが両者をブレイク。度々組みつくバーネットに金網際まで押し込まれながらもテイクダウンを許さないアルロフスキー。残り時間2分を切ったところで、体を入れ替えたアルロフスキーが再び外掛けでテイクダウンを狙うと、バーネットは倒れ際にブリッジを繰り出し待望のトップポジションを奪取!さらにすぐにマウントへとポジションを進めると、左右のパウンドを落とし続ける。残り時間15秒、パウンドを嫌がったアルロフスキーが亀の状態になるが、バーネットはチョークへと繋げることはできなかった。 ガードの下がり始めたバーネットの顔面を度々アルロフスキーの右が捉える。金網際まで詰められたバーネットは首相撲でのダーティ・ボクシングの攻防でこのピンチをしのごうと試みるが、偶発的なサミングが発生したのか相手に背を向けてしまう。しかしバーネットは背後のアルロフスキーの片手をキムラ・グリップで捉えると、見事な巻き込みでトップ・ポジションを奪取!即座にマウントからパウンドを落とし、嫌がるアルロフスキーのバックを奪うとその右腕を相手の喉元に食い込ませた。 「アンドレイも俺も素晴らしい試合を見せるためにここにきたんだ。互いに間違いなくベストを尽くした。俺たちは共にフィニッシュを狙い続けたぜ!」との自身の言葉通りの一進一退の死闘に、キャッチ・アズ・キャッチ・キャン最高峰のサブミッションで終止符を打ったウォー・マスターことバーネットは勝利街道復帰を果たすと共に35勝8敗と戦績を伸ばし、アルロフスキーは25勝13敗1ノーコンテストと戦績を落とした。