
土曜、スコットランドのグラスゴーにあるSSEハイドロで開催されたファイトナイト大会。チームメイトのコナー・マクレガーがUFC暫定フェザー級タイトルを奪取したその一週間後に、フライ級の新星パディ・フロハンがヴァウアン・リーを判定3−0で下し、アイルランド勢による進撃を続けることとなった。これでフロハンは12勝1敗1分に、リーは14勝11敗1分となった。
1ラウンドから攻め込んだフロハンだが、テイクダウンをリーが切り返して上に。それでもフロハンは下から仕掛け続けリーを防戦に追い込んだが、リーも後半パウンドからチョーク狙いを見せた。
2ラウンド、膝をもらったフロハン。試合がグラウンドに移行するとマウントを奪うリーだが、フロハンはヒールで逆襲に。上を取ると攻撃し続けた。
3ラウンド、ローブローで中断を招いてしまったフロハンだが、再開後も打撃で前に出続けてUFC3勝目を挙げた。
ラティフィ vs. ストリンジャー
このライトヘビー級戦においては、10月の敗戦から復帰したイリア・ラティフィが、一分足らずでオランダ出身のハンス・ストリンジャーをノックアウトしてのけた。これでラティフィは11勝4敗、ストリンジャーは22勝7敗3分となった。
「敗戦から復帰して試合をフィニッシュし、ファンにいい試合を見せられたのは嬉しいね」とラティフィは語った。「僕らは世界最高峰の舞台で闘っている。全ての試合が大切なのさ。」
試合開始後、サークリングする二人。やがてラティフィの素早く強烈な右がアゴに炸裂! ダウンしたストリンジャーにさらに追い打ちをかけると、56秒で試合は止められた。
ルボー vs. パッカレン
ヨーロッパライト級の新鋭二人、ミカエル・ルボーとテエム・パッカレンの二人は総力戦を展開した。結果3−0の判定(30−27、29−28、29−28)でフランスス出身のルボーが、フィンランド出身のパッカレンから勝利を得た。これでルボーは14勝4敗1分1ノーコンテストに、パッカレンは7勝1敗となった。
1ラウンド、パッカレンのテイクダウンを止めたルボーだが、やがてパッカレンが上に。その後上下が入れ替わって最後はまたしてもパッカレンが上になり、パウンドを当てた。
2ラウンド、もうパッカレンの闘いに付き合う気のないルボーはグラウンドを避けてスタンドで強打を当ててペースを握る。しかしパッカレンはラウンド終了寸前に足を取りかけた。
3ラウンド、スタミナを失ったパッカレンだが攻撃を試みる。ルボーの方も徐々に疲弊して来たが、それでも手数で上回ってキツい試合を制した。
ホワイトフォード vs. レッドモンド
このフェザー級戦において、地元グラスゴーのロバート・ホワイトフォードがアイルランドのポール・レッドモンドを1ラウンドで仕留め、会場を沸かせてみせた。
「小さい国としては、我々の戦力は高いよ」とホワイトフォードは語った。「僕もスコットランド人ファンも、躊躇はしないんだ。」
1ラウンド、観客の大声援を背に受けたホワイトフォードは自信満々に、前に出て強打を振ってくるレッドモンドにカウンターを当ててゆく。残り2分のところでホワイトフォードの左が炸裂! さらにラッシュをかけると試合は3分4秒で止められた。歓喜のホワイトフォードは観客席に飛び込んで家族と勝利を祝った。
「今僕は世界の、じゃなくてスコットランドの頂点にいる気分さ。もう気持ちが高ぶっちゃって泣きそうになってしまった。でも11000人の前で泣きたくなかったからフェンスを越えて観客の中に入っていったんだ。アメリカントップチームでの僕のコーチのコナンは、今この瞬間を存分に楽しめと行ってくれた。その通りにしたよ。そしてもう、本当に最高の経験だった。」
こう語ったホワイトフォードはこれで12勝2敗に、レッドモンドは10勝6敗となった。
リヴェラ vs. ブリメージ
ニュージャージー出身のバンタム級のベテラン、ジミー・リベラは今回待望のUFCデビューを果たし、そしてわずか89秒でマーカス・ブリメージをノックアウトし、連勝記録を16に伸ばしてみせた。
1ラウンド開始と同時に前に出た両者。リヴェラは鋭い打撃を放つがブリメージも負けじと返す。やがてリヴェラの強烈な右が炸裂! そのままラッシュをかけてTUF14に出場したベテランをマットに沈め、1分29秒で勝利を得た。
「最高の気分さ。わずかスコットランドまで旅して来たんだから、ファンにいい試合を見せたかったんだ。UFCデビュー戦で1ラウンドでTKO勝利できるなんて最高だ。」
これでリヴェラは17勝1敗に、ブリメージは7勝5敗となった。
オミェランチェック vs. デ・ラ・ローチャ
ポーランドのダニエル・オミェランチェックが、代役出場のアメリカ人、クリス・デ・ラ・ローチャを1分以内に仕留めてみせた。
「最高だ」とオミェランチェックは語った。「とても大切な試合だったんだ。UFCに残るには、この試合を勝たなければならないと分かっていたんだ。だからどんどん攻めていって、KOすることができた。良かったよ。強くなれたことも嬉しい。我々チームにとって大切な勝利だ。」
1ラウンド、オミェランチェックの放った最初のパンチがヒットし、デ・ラ・ローチャは大きなダメージを受けてしまう。その後も攻め続けたオミェランチェックは、相手に回復の余地を与えないまま最後は右をヒット! 48秒でデ・ラ・ローチャはマットに沈んだ。
これでオミェランチェックは17勝5敗1分1ノーコンテストに、代役出場のデ・ラ・ローチャは4勝1敗となった。