UFCフライ級のパトリック・”パディ”・ホロハンが米国時間4月25日(月)、血栓疾病のため、これ以上プロMMAの試合ができないとして引退を発表した。27歳のホロハンはオクタゴンで5戦しており、直近では2015年10月の地元ダブリンの大会でメインイベントを飾っている。 ホロハンの疾患は前回の試合後まで伏せられており、UFCも最近まで関知していなかった。その後、ホロハンはドクターから長期的な健康と安全を考えて引退するよう勧告を受けたものだ。 「血液中の第XIII因子が先天的に欠乏しているんだ」とホロハンは語っている。「このことは今まで伏せていた。でも、もう試合前のための健康診断に合格できない」 「こんな珍しい病気がある人にチャンスをくれるような団体などないことは分かっていた。今まさに、そうなっている訳だけれど」とホロハンは続ける。「コーチのジョン・カバナーにもチームメイトにも、実際のリスクについて詳しい説明はしていなかった。大きなリスクはないと考えていたからだ」 UFCフェザー級チャンピオン、コナー・マクレガーのチームメイトでもあるホロハンは、前進をやめないハイペースな戦いぶりとタフネスぶりでファンの人気を博した。引退の決断には複雑な感情が入り交じるが、ホロハンも今や人生の次章に移行しなければならないことをよく分かっている。 「これまで僕は、何でも率直に打ち明け、不正なことはせず、どんな見解の相違や課題にも背を向けることなく、常にいろいろな人を励まそうと頑張ってきた。その点では、僕は幸せ者だ」とホロハンは語る。 「でも、もうあの入場ができなくなることは悲しい。光り輝く照明の中、あらゆる不安と、それがゆえに一層映える命の鮮やかさを感じながら、係員のカウントと“入場! 入場!“という声を受けて歩み出す。何百万もの人が、そして何よりアイルランド人が見ていると思ってカメラをにらみつける」 「SBG(ストレイト・ブラスト・ジム)のみなさんには9年間お世話になった」とホロハンは言葉を続けた。「コーチのジョンは、コーチ料を支払おうにも、そのための努力しかできなかった頃から、僕を支えてくれた。僕のような田舎の子どもにとっては、めくるめくような旅だったよ」 「僕が倒れたときにも支えてくれ、立ち上がるのを助けてくれたアイルランドのみなさん、そして故郷のタラトのみなさん、良いときも悪いときも支えてくれたみなさんには、僕は一生の借りがある。そのおかげで今の自分がある」 ホロハンの引退により、UFCでは 5月9日(月)のUFCファイトナイト・ロッテルダムに出場するウィリー・ゲイツの新しい対戦相手を探しているところだ。