日本時間9月18日(日)、アメリカ・テキサス州ヒダルゴにあるステート・ファーム・アリーナで行われたUFCファイトナイト・ヒダルゴのプレリミナリーファイト後半戦の試合レポート。
フェザー級 5分3ラウンド
ガブリエル・ベニテス vs. サム・シシリア

強打者シシリアは前回、チェ・ドゥホに1ラウンドKO負けして以来の登場。対するメキシコのベニテスも前回アンドレ・フィリのハイキックからパンチを貰ってやはり1ラウンドKO負けしている。
1ラウンド、サウスポーのベニテスが強烈な左のローとミドルを放てば、オーソドックスのシシリアも得意の左右のフックを振る。その後、ベニテスのインローが何度もシシリアの左足を捕らえた。
2ラウンド。ベニテスの右ジャブから鋭い左ストレートがヒットし、シシリアがダウン! さらに背後からヒジを入れるベニテスだが、シシリアも立ち上がる。スタンドで前に出てテイクダウンを狙ったシシリアに対し、ベニテスはハイエルボー・ギロチンのカウンター。スタンディングで締め上げるとシシリアが崩れ、1分20秒で一本勝ちを飾った。
打撃とサブミッションの双方で力を見せつけたベニテスは、「みんな来てくれてありがとう。立ち技で戦うのが作戦だったけど、チャンスが来たからギロチンを取ったんだ」と語った。
ウェルター級 5分3ラウンド
アウグスト・モンターニョ vs. ベラル・ムハマッド

メキシコのモンターニョは、前回キャサル・ペンドレッドに判定負け。対するムハマッドもアラン・ジョウバンに判定負けして、プロ初黒星を喫して以来の登場だ。
1ラウンド。両者オーソドックス。前足での横蹴りでムハマッドの膝を狙うモンターニョは、やがて右でムハマッドの急所を蹴ってしまいしばし試合中断。再開後前に出るムハマッドは、左ミドルから豪快な右を振り回す。そのうちモンターニョの指がムハマッドの目に入るアクシデントがあり、再び試合は中断。再開後も前に出るムハマッドと、回るモンターニョという展開が続いた。
2ラウンド、前に出るムハマッドに対し、モンターニョは回りながらインローや横蹴りでカウンター。やがてダブルレッグに入ったムハマッドがテイクダウンに成功。ハーフで胸を合わせて抑え込む。やがてムハマッドはモンターニョの動きに合わせてバックに回って両足フックを入れるが、モンターニョは身体をずらして立ち上がることに成功。その後はスタンドで、モンターニョの蹴りとムハマッドのパンチが交錯するシーンが続いた。
3ラウンド、モンターニョの右に合わせて組み付いたムハマッドは、倒すとすぐにバックに付いて両足フック。そこから削りにかかるが、モンターニョは今回も身体をずらして脱出。スタンドに戻ると、スタミナを失ったモンターニョにムハマッドのパンチが上がる。やがて動きの落ちたモンターニョのパンチでタックルを合わせたモハメッドは、背後に付いてパウンドの連打! 4分19秒でTKO勝利を得た。
ミドル級 5分3ラウンド
アントニオ・カルロスJr. vs. レオナルド・アウグスト・レレコ

ブラジリアン同士の対決となったこの試合。TUFブラジル3のヘビー級覇者であるカルロスJr.は前回、ダニエル・ケリーに3ラウンドTKO負け。対するレレコも前回はアンソニー・スミスに判定負けを喫している。
1ラウンド、オーソドックスのカルロスJr.、サウスポーのレレコともに前手を伸ばして距離を取る展開が続く。その後組み付いたカルロスJr.は、ボディロックでレレコのバランスを崩し背後から膝を入れるが、これがグラウンド状態のレレコの顔面を捕らえてしまい、1点減点の憂き目に合ってしまった。
2ラウンド。再び組み付いたカルロスJr.は背後を取るが、レレコは正対して上に。するとカルロスJr.はすぐにオモプラッタを仕掛けて背後を取り返す。そのままカルロスJr.は、レレコの背中に上から体重をかけながらパウンドを入れて削ってゆく。レレコは終盤やっと脱出に成功したが、カルロスJr.は密着してテイクダウンを狙い続けた。
3ラウンド。ポイントを取られたレレコはフックを振り回しながら前に出るが、カルロスJr.は組み付く。レレコはギロチンを狙って引き込むが、カルロスJr.は足を抜いてハーフの上で胸を合わせる。レレコは立ち上がろうとするが、カルロスJr.はそのたびに密着してテイクダウンから背後に付き優位なポジションをキープ。
やがて背後から四の字フックを入れたカルロスJr.は、その右腕をレレコの喉元に食い込ませ、パーム・トゥ・パームのグリップからマタレオンの形に変化してチョークを完成。4分46秒で勝利を得た。
バンタム級 5分3ラウンド
ホセ・キノネス vs. ジョーイ・ゴメス

メキシコ出身のキノネスは昨年6月、レオナルド・モラエスにチョークで一本勝ちして以来の登場。対するアメリカのゴメスは今年1月、UFCデビュー戦にてロブ・フォントに敗れてプロ初黒星を喫している。
1ラウンド、勢い良く前に出たキノネスはすぐにボディロックで組み付いてテイクダウンを取るも、ゴメスは立ち上がる。その後もサウスポーから伸びのある左を出しながら前に出るキノネスは、ゴメスの蹴り足を掴んで倒してガードの中からパウンドを入れる。
再び試合がスタンドに戻ると、キノネスは再び前に出て左右のパンチから強烈なミドル! これが効いたゴメスに強烈な右ストレートを入れてダウンを奪い、さらにパウンドで畳み掛けるが、ゴメスは下から両踵を掴んでのクラシカルなスイープでキノネスの崩した隙に立ち上がり、ピンチを脱した。
2ラウンドもキノネスはボディロックからテイクダウン。立ち上がるゴメスの背後に付いて膝を入れるも、ゴメスは立ち上がる。その後逆にゴメスがカウンターの右ストレートを当て、ぐらつくキノネスを押し倒して上を取るが、キノネスは立ち上がる。その後も両者、スタンドで思い切りのいいストレートを狙い合う展開が続いた。
3ラウンド開始時にハグする両者。キノネスは軽快なフットワークから左ミドルを連打。さらに右の膝を顔面に当ててゴメスがダウン! ゴメスは1ラウンドにも成功した両足踵を掴むスイープを狙うがキノネスはディフェンスし、マウントへ。なんとか脱出しようと下から動くキノネスだが、ゴメスはそれに合わせてバック、マウントとポジションを変えながら上をキープし、パウンドを入れてゆく。
なんとか脱出に成功したゴメスだが、キノネスのフットワークに阻まれて有効な反撃ができないまま試合は終了した。
判定は3-0(29-27、30-27、30-27)でキノネスに。勝者は「1年のブランクから帰って来られて嬉しいよ。2ラウンドにはパンチを入れられたけど、僕のコンディションは最高だった。僕らメキシカンは戦い続けるのさ!」と語った。