2015年のUFCシーンを彩った優秀ファイター10名を挙げる非公式ベスト10。ルールは2015年の一年間に少なくとも2試合を戦った選手であることだが、今年のオクタゴンでも数々の素晴らしいパフォーマンスが披露されており、細かいルールは特に問題ないだろう。
10位 ニール・マグニー
昨年と同じポジションに位置づけたニール・マグニーはウェルター級で注目の的となりつつある。UFCファイターの中でもかなり身長が高いマグニーは2014年に5連勝を成し遂げ、今年も大忙しの一年を過ごした。ケルヴィン・ガステラム、エリック・シウバ、イム・ヒョンギュ、国本起一に勝利し、負けはデミアン・マイア戦のみだ。
9位 トニー・ファーガソン
トニー・ファーガソンは元TUF(ジ・アルティメット・ファイター)優勝者ながらUFC選手の中でも長きに渡って最も過小評価されてきたファイターだが、幸いにして2015年にその輝きを解き放ち始めた。グレイゾン・チバウとエジソン・バルボーザに一本勝ちを収めたほか、ジョシュ・トンプソンと戦った試合では3-0の判定勝ちを決めている。この3勝を挙げる中で4つのファイトボーナスを勝ち取ったファーガソンは2016年に王者ハファエル・ドス・アンジョスに挑むタイトル戦線の最も近いところにつけたと言えるだろう。
8位 マックス・ホロウェイ
オクタゴンで成長を遂げてきたマックス・ホロウェイ。ダスティン・ポワリエ戦でデビューを果たした2012年当時も若手有望株と見られていたが、今もまだ若く、フェザー級ファイターの中で最も危険な男でもある。2014年4月以降の試合で負けなしの8連勝を記録するホロウェイは今年初旬にベテランのコール・ミラーと対戦して判定勝ちすると、その後もカブ・スワンソンに一本、チャールズ・オリベイラにTKO、ジェレミー・スティーブンスに判定勝ちとそれぞれ勝利を挙げてきた。ただの予想に過ぎないが、おそらくホロウェイは今やフェザー級のタイトルに挑戦する可能性が濃厚だ。
7位 デメトリアス・ジョンソン
2015年もデメトリアス・ジョンソンにとってはいつもの一年だった。言葉通り、フライ級チャンピオンの座を守り続けたのである。今年にジョンソンに挑んだのは堀口恭司とジョン・ドッドソン。いずれの試合もタイトル防衛に成功しており、ペースダウンの気配はみじんも感じられない。
6位 ルーク・ロックホールド
元ストライクフォース世界ミドル級王者であるルーク・ロックホールドは同じ階級のファイターたちとは別レベルの位置にいると繰り返し主張してきた。2015年、この言葉に疑いを持つ者は誰もいないだろう。4月にリョート・マチダをオクタゴンに沈めた後、クリス・ワイドマンとのタイトルマッチに挑み、見事、王座を奪還してみせた。
5位 ダニエル・コーミエ
2015年初戦を終えたばかりのダニエル・コーミエが、一年後にはUFCライトヘビー級のチャンピオンになっていると声をかけられていたとすれば、バカげていると一蹴するのではなく、きっとその慰めをありがたく受け止めていただろう。とはいえ、総合格闘技の世界はまさしく狂気だ。1月3日に行われたUFC 182で王者ジョン・ジョーンズに挑むも敗北を喫してタイトル奪取に失敗。しかしながら、短い期間で今年2戦目に臨んだコーミエはランキング1位につけていたアンソニー・ジョンソンと対戦し、一本勝ちで王座獲得を成功させる。さらに5カ月後、UFC 192ではメインイベントとして挑戦者アレクサンダー・グスタフソンと戦い、初防衛を果たしている。
4位 ホリー・ホルム
今から一年前はまだホリー・ホルムがUFCデビューさえしていなかったと言われても信じがたい。あっという間の12カ月だった。元ボクシング世界女王のホルムがUFC女子バンタム級の頂点に上り詰めたのはUFC参戦から3勝目の出来事だ。何よりも衝撃だったのは長らく女王として君臨し続けたロンダ・ラウジーを2ラウンドでノックアウトしたこと。ボクシング界で大活躍したホルムが世界最強を決めるUFCで新女王に輝き一身に浴びている称賛は遅すぎるとも言えるが、ことわざにもあるように、まさしく、遅れてもやらないよりはまし、だ。
3位 ヨアナ・イェンジェイチック
2014年にオクタゴンデビューしたヨアナ・イェンジェイチックはジュリアナ・リマを打ち破り、クラウディア・ガデーリャにも勝利して凄まじい衝撃をもたらした。しかし、この若きポーランド出身ファイターが2015年に女王になろうとは誰が予想しただろう? UFC女子ストロー級女王の座を勝ち取ったイェンジェイチックがファンの関心を引き付けるのはオクタゴンのベルが鳴り響いた瞬間から破壊のミッションに打ち込むからにほかならない。元女王のカーラ・エスパルザを2ラウンドで仕留めたイェンジェイチックはすでに2回の防衛戦に挑み、ジェシカ・ペネをTKOに下し、バレリー・ルトゥルノーには判定勝ちを収めている。時期尚早であることは重々承知の上だが、おそらくイェンジェイチックは長く頂点に立ち続けるだろう。
2位 ハファエル・ドス・アンジョス
3月に行われたアンソニー・ペティスとのUFCライト級タイトルマッチで王座獲得を果たしたハファエル・ドス・アンジョスの努力を素晴らしいと言いつつも、一発屋のように感じた人も多いだろう。ドス・アンジョスが再びあの支配的なパフォーマンスに匹敵できると予想した者は少なかったはずだ。しかしながら、現ライト級王者は初の防衛戦で見事な戦いを披露した。挑戦者ドナルド・セラーニを1ラウンドTKOで撃破したのだ。今やドス・アンジョスが長くトップに立ち続けると期待する人の方が大いに違いない。
1位 コナー・マクレガー
コナー・マクレガー本人がこれを予想したかどうかは分からない。ただ、コナー・マクレガーという男は常々、大胆に宣言するのを好む。新UFCフェザー級王者となったマクレガーを2015年最優秀選手賞に選んだことはまったくもって妥当と言えるだろう。デニス・シヴァー、チャド・メンデス、ジョゼ・アルドの3人すべてをノックアウトした男。3回ともパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞している。まさに誰もが認める世界王者だ。
その他の優秀選手:トーマス・アルメイダ、フランク・エドガー、ロンダ・ラウジー、ヘンリー・セフード、フランシスコ・トリナウド