UFCファイトナイト、メインカードの結果は以下の通り。
土曜日に中国マカオのコタイ・センターにて行われたUFCファイトナイト大会。数回に渡る目の手術を経て、また「本当にこの選手はいまでもトップに位置しているのか」という疑問の声をさんざん聞かされたマイケル・ビスピンは、この日ついに本調子を取り戻した。そして、そうなると彼の勢いは誰にも止められなかったのだ。ビスピンはカン・リーを見事に4ラウンドで仕留め、13年4月以来の勝利、そしてキャリア4度目のTKO勝ちを手にした。 「これが僕の実力だ。そしてこれ以上の力を出すこともできる」とビスピンは語った。「世界王者になりたいんだ。その力を持っていることを確信している。しかしそれを証明しなくてはならない。今日からそれがはじまったんだ。」 試合開始後、さかんに蹴りを繰り出した両者。まずは距離を測る道具として、さらにダメージを与える武器として両者は蹴りを利用した。パンチの攻防で優位に立ったのは、右のカウンターを当てたビスピンの方。リーの方もボディを狙っていったが、手数で上回りリズムを確立したのはビスピンの方だった。2ラウンド、ビスピンの左がリーの目にヒット。嫌がったリーにビスピンはコンビネーションで猛攻をかける。顔面を血に染めたリーを見て、ドクターのチェックが入るが試合は続行。そこからリーは強烈なミドルで反撃。さらに攻撃を加えて行ったが、酷く傷ついたリーの顔面を見ればそのダメージの深さは明らかだった。3ラウンド、決して試合を諦めないリーはビスピンに迫り、強烈な蹴りを繰り出してうく。対するビスピンは粘り強く出入りを繰り返し、一発をもらわないように細心の注意を払いつつ打撃を入れて行く。リーが強烈な左フックを炸裂させると、ビスピンは連打で反撃し、相手ペースとなることを許さなかった。4ラウンド、疲労の目立つリーにビスピンはラッシュ! コンビネーションから膝を顔面に叩き込むとたまらずリーはダウン! さらに追い打ちをかけて57秒で決着を付けてみせた。 試合後ビスピンは、自分に対してソーシャルメディア上で挑発を仕掛けてきたルーク・ロックホールドとの対戦を希望した。 「ルーク・ホールドを倒してからタイトルを取る」とビスピンは宣言した。35才のピスピンはこれで26勝6敗に。この日が12年11月以来の試合となった42才のリーは、これで9勝3敗となった。 ウッドリー vs. キム6月にローリー・マクドナルド相手に不甲斐ない試合を見せたウェルター級ランカーのタイロン・ウッドリーは、この日キム・ドンヒョンを僅か61秒で仕留め、鮮烈な復活をみせた。 「僕は今日は、自分の名誉回復を賭けてどうしても勝たなければならなかったんだ」と、この日は負傷したチームメイトのヘクター・ロンバートの代わりに出場したウッドリーは語った。キムの連勝は4でストップした。 試合開始後、体格では明らかに上回るキムがウッドリーに襲いかかる。クリンチの攻防を経て、再び離れての打撃の攻防を行う両者。やがてキムがスピニングバックエルボーの体勢に。しかしウッドリーはそこに見事にカウンターの右をヒット! 倒れたキムにウッドリーが左右のパウンドで猛攻を仕掛けると、1分1秒でレフェリーが試合を止めた。この勝利でウッドリーは14勝3敗に、キムは19勝3敗1分1ノーコンテストとなった。 ジャン vs. オレイリー ウェルター級でTUF チャイナを制したジャン・リーベンは、この日ライト級に階級を落とし、UFC2勝目をあげた。ジャンはTUFネイションズに参加したブレンダン・お礼リー相手に奮戦し、3−0の判定勝利(30−27、29−28、29−28)を得たのだ。これでジャンは9勝7敗1分けに、オレイリーは5勝1敗1ノーコンテストとなった。1ラウンドは上下が入れ替わる互角のグラウンド戦を展開した両者。しかし2ラウンドにはジャンがオレイリーのバックに付いて優勢に。3ラウンドもプレッシャーをかけ続けたジャンは、再びバックを奪ってみせたのだった。 ニン vs. ヤン決して見応えのあるものとは言えなかったこの試合だが、ニン・グァンユーがヤン・ジアンピンを3−0の判定(三者とも29−28)で下してTUFチャイナのフェザー級王者となった。これでニンは5勝2敗1分に、ヤンは7勝4敗1分となった。 試合開始後、ニンの方が積極的に攻め、近距離から膝を繰り出す場面が見られた。 2ラウンド、ヤンも反撃に出るが有効打は当てられない。逆にニンがテイクダウンに成功し、スクランブルからギロチンを仕掛けていった。 それをヤンが逃げると試合はまたしても膠着した。同じような攻防が続いてしまった3ラウンド。ヤンはローを入れてポイントを稼いだ。試合が終了すると、観客はブーイングという形でこの試合への不満を表明した。