日本時間6月5日(日)、アメリカ・カリフォルニア州イングルウッドにあるザ・フォーラムで行われたUFC199のメインイベント、UFCミドル級タイトルマッチ:ルーク・ロックホールド vs. マイケル・ビスピンの結果は以下の通り。
【メインイベント】ミドル級タイトルマッチ 5分5ラウンド ルーク・ロックホールド vs. マイケル・ビスピン 王者ロックホールドは、昨年12月に王者クリス・ワイドマンを4ラウンドTKOに下して王座奪取、これが初防衛戦となる。対するビスピンは、TUFシーズン2を制したベテラン英国人ファイター。前戦ではレジェンドのアンデウソン・シウバとの壮絶な打撃戦を制しており、波に乗っている。 本来はロックホールドと前王者のワイドマンとのリマッチが予定されていたこの大会だが、ワイドマンの負傷により挑戦者がビスピンに変更。両者は14年の11月にも対戦しており、この時はロックホールドがギロチンで圧勝。当然この試合でも王者の優位が予想されるが、ビスピンとしては、これまで長く戦い続けてとうとう掴んだ王座挑戦。キャリアの全てを賭けてタイトル獲りを狙う。 1ラウンド、オーソドックスの挑戦者がジャブを放つと、サウスポーの王者ロックホールドは長い足を使った前蹴りで突き放す。アゴを上げてリラックスした構えのロックホールドは、ビスピンのパンチを柔らかく上半身を使ってかわしてはプレッシャーをかけて左の蹴りを放つ。やがてロックホールドが踏み込んで右ジャブを当てると、それをもらったビスピンが前に出て左フックをヒット! 尻餅を付いたロックホールドに襲いかかったビスピンは、立ち上がり際に再び左フック! ケージを背に倒れ込んだロックホールドにビスピンがさらに左右の追い打ちをかけると、3分36秒でレフェリーが試合をストップ。衝撃的なKOでビスピンが王座を奪い取ってみせた。 37歳にしてとうとうベルトを巻いた新王者は、興奮状態で「今、威張り散らしたいんだけど、謙虚に話すよ。みんな観に来てくれてありがとう。本当に幸せだ! 僕は母のお腹から出て来たときからずっとファイターで、だからいつもいろいろと大変な目に遭ってきた。でも僕が、戦い以上にうまくやれることはないんだよ! ここにいる妻や両親や家族、そして英国の応援がなければ、僕はベルトが取れなかった。僕はまったくもって普通の男だ。このベルトは僕の夢。誰にも渡しはしない! たとえ2週間前のオファーだろうと、2日だろうが2分だろうが、いつでも戦う準備はできていた!」とまくしたて、さらにこう続けた。「(フィニッシュシーンのリプレイを見ながら)いつも、僕には挑戦者の資格がないと、パンチ力がないと言われる。でもこれを見ろ! 左フックで1ラウンドKOだ! (コーチの)ジェイソン・ペレロ、ありがとう! 僕にとって生涯最高の日だ! みんなありがとう!」一方、敗れた元王者は肩を落としながら「マイケル、おめでとう。やられたよ。(最後のパンチは)見えなかった。当然勝てると思っていたんだ。確かに少し自信過剰だったかもしれない。彼はタフな男で、ウォリアーさ。今日は彼を認めるけど、僕はまた戻って来る」 と語った。