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ポンジニッビオ、マルコス、ザハビらが勝利

日本時間2月20日(月)、 カナダ・ノバスコシア州ハリファックスにあるスコシアバンク・センターで行われたUFCファイトナイト・ハリファックスのプレリミナリーファイト(前座試合)の試合レポート。

ウェルター級 5分3ラウンド 
ノーディン・タレブ vs. サンチアゴ・ポンジニッビオ




地元カナダのタレブは、前回強豪のエリック・シウバを2ラウンドKOに下し、UFC戦績を 3勝1敗としている。 対するアルゼンチン出身のポンジニッビオも、ここのところ3連勝と波に乗っている。UFC戦績は6 勝2敗だ。

1ラウンド、両者オーソドックス。オクタゴン中央を取ったタレブに対し、足を使って回るポンジニッビオ。やがてポンジニッビオが前に出てワンツーを放つが、タレブは長い足を利した左ミドルやローを返していった。

2ラウンド、ジャブを用いて距離を詰めにくるポンジニッビオに、タレブは下がりながら左右の蹴りを放つ。タレブの顔面は、ポンジニッビオのジャブによって鼻血で染まる。やがて前に出たタレブに、ポンジニッビオの右ストレートが炸裂! 倒れ込んだタレブにポンジニッビオはパウンドで追撃し、さらにハーフ上で胸を合わせて優位なポジションを保っていった。

3ラウンド、ポンジニッビオは前に出てワンツー。ジャブがタレブの顔面を連続して捕らえる。タレブも負けじとジャブや左ミドルでカウンターに出るが、ポンジニッビオは前に出てジャブからのストレートを当て続けた。

判定は3-0(三者とも29-28)で、2、3ラウンドでパンチを当てたポンジニッビオを支持した。


女子ストロー級 5分3ラウンド 
カーラ・エスパルザ vs. ランダ・マルコス


TUF20を制して初代女子ストロー級王座に輝いたエスパルザは、その後ヨアナ・イェンジェイチックに敗れるも、昨年ジュリアナ・リマに勝利して復活を果たしている。対する地元カナダのマルコスは、これまでUFCで2勝3敗だ。

1ラウンド、両者オーソドックス。距離を詰めようとするエスパルザに対し、低く構えるマルコスは軽快に足を使って鋭いジャブを放つ。お互い有効打が出ない展開が続いたが、後半エスパルザがテイクダウンからサイドを奪取。しかし下から足を絡めたマルコスは、やがて下からのクルシフィクスでエスパルザの手足を固定すると、強烈なパンチを何発も頭部に入れた。しばらく動けなかったエスパルザは、ラウンド終盤にやっと腕を抜いて上のポジションを取り返した。

2ラウンド。足を使ってジャブを放つマルコスに対し、エスパルザが前に出てストレートをヒットするが、マルコスも打ち返す。エスパルザが右ストレートを入れると、マルコスも前に出て連打を返す。残り1 分でエスパルザはシングルレッグでテイクダウンを奪うと、すぐにニアマウントから肩固めに入り、さらにサイドに回ってフィニッシュにかかるが、マルコスは耐え抜いた。

3ラウンド、パンチで前に出るマルコスにエスパルザはカウンターのテイクダウンに入るが、マルコスはディフェンス。その後スタンドで一進一退の攻防が続く。後半、打ち合いの中からエスパルザがダブルレッグに。尻餅を付かされたマルコスが金網を背に立とうとするところに、エスパルザは膝をヒット。それでも前に出るマルコスに、エスパルザは再びテイクダウンを合わせて背後に回りかけるが、マルコスは振りほどく。終盤再び距離を取ってパンチを当てるマルコスだが、エスパルザはそこにシングルレッグ。最後は倒し切って上を取ってラウンドを終えた。

一進一退の攻防の判定は2-1 (29-28, 28-29, 29-28) でマルコスに。不利の予想を覆してみせた勝者は「今までより集中してこの試合に臨んだの。一つ言いたいことがある。イジメはいけない。イジメをして人を傷つける者は、いずれ報いを受けることとなる」と語った。


バンタム級 5分3ラウンド 
アイマン・ザハビ vs. レジナルド・ヴィエラ


地元カナダのザハビは、GSP等強豪選手のトレーナーとして世界的名声を持つフィラス・ザハビの弟。現在までデビュー以来6戦全勝、その全てを1ラウンドフィニッシュというパーフェクト・レコードをもって今回UFCデビューを迎える。対するTUFブラジル4の優勝者ヴィエラは、これまでUFC 1勝1敗だ。

1ラウンド、両者オーソドックス。ヴィエラはザハビの前足にロー。さらに近づいて来たザハビにパンチを出すが、ザハビは素晴らしい距離感で顔に触れさせず、距離を詰めて右ストレートから左ハイを出す。その後もザハビはヴィエラのパンチをかわしては、ときにサウスポーに変えてパンチから蹴りへのコンビネーションを当てる。するとヴィエラは戦法を変えてダブルレッグでテイクダウンに成功。しかしザハビは落ち着いて立ち上がる。

スタンドに戻ると、ザハビは強烈な左ミドル。しかしヴィエラもザハビの蹴りに合わせてアッパーや右フックをヒットしはじめる。そして終盤、ヴィエラは再びテイクダウンを奪ってみせた。

インターバル時、兄のフィラスは弟に「距離が全てだ。そこだけ気を付けていれば向こうはそのうち自滅する」とアドヴァイスした。

2ラウンド。ローを放った後、近距離で再びフックを当てたヴィエラはテイクダウンを狙うが、ザハビはディフェンス。ザハビはプレッシャーをかけつつ、ヴィエラがパンチを放つとそれをかわして距離を保つ。パンチをかわされ続けるヴィエラはテイクダウンに行くが、ザハビはまたディフェンス。残り1分、消耗が見えてきたヴィエラに対し、ザハビは距離を詰めて左フックから右ストレートをヒット。さらにラッシュを仕掛けて右ストレートを当てるとヴィエラはダウン! パウンドで仕留めに掛かるが、ヴィエラは下からヒールフックを仕掛けてこの窮地を凌いでみせた。

3ラウンド、ザハビはこのラウンドもプレッシャーをかけながらも距離を保ち、ヴィエラのパンチをかわしてゆく。ヴィエラはテイクダウンを狙うがザハビはディフェンス。やがてヴィエラのパンチに合わせたザハビのカウンターが当たる場面が増えて来る。

残り1分、ダブルレッグに入ったヴィエラは高々と抱え上げてのテイクダウンを狙うが、ザハビは上手く足から着地してすぐに距離を取る。さらにプレッシャーをかけるザハビにヴィエラが左右のカウンターを当てる。するとザハビは前に出てヴィエラを金網に詰めてのラッシュ。右ストレートを当ててさらにハイを放つが、ヴィエラはその頭を押さえ付けるようにスタンディングギロチンに。それをザハビが防いだところでブザーが鳴り、熱戦に終止符が打たれた。

判定は3-0(30-27, 29-28, 29-28)で 非凡な距離感を見せつけたザハビに。「兄にプレッシャーをかけられることはなかったよ。ただ全力を尽くせといってくれた。ジョージ(GSP)もやるべきことをやれば大丈夫だとアドヴァイスをくれた。対戦相手のヴィエラに感謝したい。僕のベストファイトだ。僕を応援してくれたみんな、ありがとう」と語った。


ミドル級 5分3ラウンド 
ジャック・マーシュマン vs. チアゴ・サントス




ウェールズ出身のマーシュマンは、前回のUFCデビューを2ラウンドTKO勝利で飾り、現在7連勝中。対スするブラジルのサントスは、現在UFC 5 勝4敗。しかし最近は2連敗中だ。

1ラウンド、両者オーソドックス。距離を詰めたマーシュマンに左フックを入れたサントスは、組み付いてテイクダウンに成功。ガードの上からパウンドを落としてゆく。やがてマーシュマンは足を使って距離を取り、立ち上がってみせた。距離を詰めるマーシュマンに対し、サントスはときにサウスポーに変えて左ミドルを当てる。しかしラウンド終盤、サントスの蹴りに合わせたマーシュマンの右がヒット! フラッシュダウンを奪ったマーシュマンは襲いかかるが、サントスもすぐに回復して打ち返して場内は大いに盛り上がった。

2ラウンド、頭を振ってパンチで中に入りたいマーシュマンに対し、サントスは軽快にステップを踏んで蹴りで距離を取る。やがてサントスの上段後ろ廻し蹴りがマーシュマンの側頭部に炸裂! 倒れ込んだマーシュマンに追い打ちをかけると、2分21秒でレフェリーが試合をストップした。

衝撃のTKO勝利を挙げた勝者は「向こうはいいボクサーで、一発効かされてしまったけど大丈夫だったよ。この勝利を誕生日を迎えた僕の子供達、そしてリオデジャネイロ、シティ・オブ・ゴッドにおける僕のプロジェクトに捧げたい。彼らは、僕以上にこの勝利を必要としているんだ」と語った。


ミドル級 5分3ラウンド 
ジェラルド・マーシャート vs. ライアン・ジェーンズ


マーシャートは、前回のUFCデビュー戦にて1Rアナコンダチョークで一本勝ちし、連勝を6と伸ばしている。対する地元カナダのジェーンズも、前回のオクタゴンデビュー戦を3-0の判定勝利。こちらは8連勝中だ。

1ラウンド。サウスポーのマーシャートに対し、ジェーンズはいきなり距離を詰めて右ストレートをヒット。そのまま組み付くと大内刈りでテイクダウンを奪う。そのまま片足を超えてパスを狙うジェーンズだが、エビの動きを用いてフルガードを保ったマーシャートは、一瞬で腰をスピンさせて下からのアームバー! 1分34秒で、あっという間にジェーンズの腕を伸ばしてタップを奪ってみせた。

会心の一本勝ちを収めた勝者は「こっちがリラックスしすぎたところで、先制攻撃を受けてしまった。それは良かったけど、なんでみんな僕をグラウンドに持ち込みたがるかねえ。これで僕は19度目の一本勝ちだ。僕と寝技で戦わないほうがいいぜ。タップさせられるんだから。まだ僕はUFC2試合目だから、相手を指名することはないよ。ただボーナスを集め続けたいだけさ」と語った。