日本時間12月11日(日)、 カナダ・オンタリオ州トロントにあるエア・カナダ・センターで行われたUFC 206におけるメインイベントのフェザー級暫定王座決定戦、マックス・ホロウェイ対アンソニー・ペティスの試合レポート。
【メインイベント】 フェザー級暫定王座決定戦 5分5ラウンド マックス・ホロウェイ vs. アンソニー・ペティス フェザー級&ライト級二冠王者に就いたコナー・マクレガーのベルト返上を受け、現フェザー級暫定王者のジョゼ・アルドが正規王者に認定された。同時に今回、暫定王座決定戦とされたのがこの試合だ。 現在ランキング2位のホロウェイは、13年8月にマクレガーに判定で敗れて以来実に9連勝。昨年からはカブ・スワンソン、シャーウス・オリヴェイラ、ジェレミー・スティーブンス、ヒカルド・ラマスといった強豪を倒しており、今回キャリア最大のチャンスを迎えた。対する元ライト級王者のペティスも、前回のフェザー級デビュー戦で寝業師シャーウス・オリヴェイラをギロチンで仕留めて実力を見せつけており、昇り調子の両者による注目の一戦となった。 ところが、前日の計量にてペティスが3パウンド規定体重をオーバー。この試合には、ホロウェイが勝った時のみ暫定王者として認定されるという条件がついてしまったのだった。 1ラウンド、両者オーソドックス。ペティスは二段蹴りを放つがホロウェイは軽快なステップでかわす。やがてペティスはサウスポーに変えて左に回っては、前に出て来るホロウェイに前足のサイドキックを多用して距離を取る。再びスイッチしたペティスが前に出たところで、ホロウェイもカウンターの左フックをヒット。お互い目立った有効打がないままラウンドが終了したが、ペティスの右。目の上からは出血が見られた。 2ラウンド。ペティスの前蹴りの打ち終わりに合わせて、ホロウェイの右ストレートがヒット! ペティスは尻餅を付くがホロウェイはスタンド戦を要求。ペティスは前に出るが、ホロウェイはサークリングしては左右のパンチでカウンター。終盤、ホロウェイをケージ際に押し込んだペティスはテイクダウンを狙うが、ホロウェイはバランスを保ってみせた。 インターバル中、ペティスはセコンドに右の拳が折れたと告げた。 3ラウンド、ペティスが右のローから前蹴りを放つと、ホロウェイも距離を取る。距離が近づいたところでホロウェイの膝が急所に入り、しばし試合は中断された。再開後、ホロウェイはステップインしての見事な足払いでペティスを転がすが、深追いはせずに試合はまたスタンドに。ペティスが左ジャブで前進すると、ホロウェイも左右のパンチでカウンター。その後ホロウェイは再び足払いでペティスを転がし、立たせた後はペティスのお株を奪う後ろ蹴りもヒットする。 終盤、ホロウェイは強烈な右ミドルを二発ヒット! これが効いて動きが止まったペティスにホロウェイはパンチのラッシュ! 金網に詰まったペティスが反撃できずに力なく座り込むのを見て、4分50秒でレフェリーが試合を止めた。 10連勝で暫定王座に就いたホロウェイは、歓喜の表情で「まずジーザスに感謝したい。そして(正王者の)ジョゼ・アルドに挑戦したいと思う。2月にブルックリンで俺と戦え!」とまくしたてた。 敗れたペティスは「最初に放った右のパンチで頭を殴ってしまって、拳が折れてしまったんだ。マックス・ホロウェイはビーストだ。いい試合をしてベルトをものにしたね。フェザー級への減量はキツづぎるから、またライト級に戻るしかないと思う」と語った。