UFC 185 メインカード結果
世界の格闘技ファンは、今こそヨアナ・イェンドジェイチェクという名前を正しく書き発音できるようになるべきである。なぜなら彼女は今後長きにわたってこの世界に君臨するであろうから。土曜、テキサス州ダラスのアメリカン・エアラインズ・センターで行われたUFC185大会で行われたUFC女子ストロー級タイトルマッチにおいて、イェンドジェイチェクは初代王者 カルラ・エスパルザを2ラウンドで仕留め、ヨーロッパ人としては3人目、ポーランド人としては初のUFC王者となったのだ。
「私は絶対にやってのけると言った。そしてその通りにやってのけたのよ」と27才のイェンドジェイチェクは語った。
「私は今夜試合をして、そして負けたってことよ。ヨアナが素晴らしい試合をしたの」と、敗れてなお立派な態度を見せたエスパルザは語った。
これでイェンドジェイチェクは9戦全勝、エスパルザは11勝3敗となった。
試合開始後テイクダウンを狙うエスパルザだが、イェンドジェイチェクは見事にがぶって打撃を入れてゆく。離れたエスパルザは、果敢に二度目のテイクダウンを狙って見事に成功。しかしイェンドジェイチェクはすぐに立ち上がる。その後もひたすらテイクダウンを狙うカリフォルニア出身のエスパルザだが、イェンドジェイチェクそれを防いで打撃を入れてゆく。後半になるとイェンドジェイチェクの打撃がさらに当たり、エスパルザを追い詰める場面が目立って来た。
2ラウンドになっても、イェンドジェイチェクはエスパルザのテイクダウン狙いをことごとくディフェンスし、打撃を当ててゆく。ダメージを浴びスタミナを奪われたエスパルザに対して、イェンドジェイチェクの攻撃の勢いはさらに増してゆく。そしてラウンド残り一分となったところでイェンドジェイチェクが打撃の猛ラッシュ! 4分17秒でレフェリーが割って入って試合は止められた。
「私は誰にもこのベルトを渡さない」とイェンドジェイチェクは語った。
イェンドジェイチェクはこれで、バス・ルッテン と アンドレイ・オロフスキーに次ぐ3人目のヨーロッパ人王者として歴史にその名を刻むこととなった。
ヘンドリックス vs. ブラウン
昨年12月、 ロビー・ロウラー にUFCウェルター級タイトルを明け渡して以来の復帰戦となったこの試合で、地元ダラス出身のジョニー・ヘンドリックス が自分の原点であるレスリングに立ち返る試合ぶりを見せて、 マット・ブラウン から判定3−0(30−27、30−27、20−27).で完勝してみせた。
これでヘンドリックスは17勝3敗に、ブラウンは21勝13敗となった。
1ラウンドからラッシュをかけていったブラウンだが、ヘンドリックスはカウンターのテイクダウンに成功。すぐに立ち上がったブラウンだが、やがてまたテイクダウンされてしまう。今度はブラウンをすぐに立たせなかったヘンドリックスだが、ブラウンは巧みなガードワークで危険を回避し、やがて試合はまたスタンドに。目の周りをカットしたブラウンが、前に出て強烈な打撃を当てると、ヘンドリックスはまたもやテイクダウンを奪った。
2ラウンド、ヘンドリックスは必殺の左を強烈にヒットさせ、さらにこの日4度目のテイクダウンに成功。そこからレフェリーのブレイクがかかるまで、何発かパウンドを当ててみせた。スタンドで勝機を見出したいブラウンだが、ヘンリックスはまたしてもテイクダウンに成功。立たれた後、さらにもう一度ヘンドリックスはテイクダウンを決めた。
最終ラウンドになっても展開は変わらず。NCAAディヴィジョン1王者に二度輝いたヘンドリックスのテイクダウンを、ブラウンは防ぐことができないまま。オハイオ出身のブラウンの闘志は最後まで衰えることはなかったが、この夜の勝者は明らかにヘンドリックスであった。
ヘンドリックスのバックステージインタビュー
オーフレイム vs. ネルソン
長年ヘビー級コンテンダーの座にいるアリスター・オーフレイムはとうとう初のUFC二連勝を飾った。彼は激闘の末にロイ・ネルソン 相手に3−0(三者とも30−27)の判定勝利を飾ったのだ。.
12月にステファン・ストルーヴに勝利したオーフレイムはこれで39勝14敗1ノーコンテストに、これでここ5試合中4敗となってしまったネルソンは21勝11敗となった。
1ラウンド、オーフレイムはネルソンの膝を蹴り、また自らの膝をネルソンのボディに叩き付けてゆく。それでも前に出るネルソンも有効打を当てるが、オーフレイムは距離を取って膝を多用して試合を優位に進める。やがてネルソンはオーフレイムをケージに追い詰めてラッシュをかけるものの、オーフレイムはガードを固めて凌いでみせる。その後はオーフレイムがローやミドルを入れて優位にラウンドを終えた。
2ラウンド、またしてもオーフレイムの強烈な蹴りを受けたネルソンは逆に強烈な右をヒット。その後オーフレイムの攻撃は少しペース団ンし、ネルソンが打撃の攻防で優位に立つ場面も見られた。
3ラウンド、ネルソン相手に見舞ってしまったローブローによる中断を経た後、スタミナを回復したオーフレイムが強烈な蹴りや膝でペースを握ってゆく。ネルソンもラッシュをかけるがそれを凌ぐオーフレイムは、逆に強烈なハイキックをヒット! 対するネルソンも前に出ての左フックを当ててオーフレイムからダウンを奪うが、オーフレイムはすぐに立ち上がり試合は終了した。
オーフレイムのバックステージインタビュー
セフード vs. カリアーソ
米国が誇る2008 年オリンピック金メダリストの ヘンリー・セフードが、クリス・カリアーソ相手に判定3−0(三者とも30−27)で勝利し、見事なフライ級デビューを飾った。
フェニックス出身のセフードはこれで8戦全勝、ツーソン出身のカリアーソは17勝7敗となった。
1ラウンド、カリアーソが強烈なミドルを二発。これで火が付いたセフードはテイクダウンからパウンド攻撃に。試合がスタンドに戻ると、体が暖まったセフードはカリアーソをフェンスに追い詰めてクリンチからの打撃を繰り出す。さらにテイクダウンを奪ったセフードはパウンドを当てていったが、カリアーソも立ち上がってミドルで反撃した。
2ラウンド、ペースはやや落ちたものの展開は変わらず。セフードはスタンドで前に出てテイクダウンを奪うとパウンドでも攻撃し、カリアーソは防戦を余儀なくされる。3ラウンドも前に出てプレッシャーをかけ続けたセフードが主導権を握り、試合を終えた。
セフードのバックステージインタビュー