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今回は疑問の余地無し:マイティ・マウスがマッコールを下す - UFC on FX 3、メインイベント結果

UFC on FX 3のメインカード、レポートは以下の通り 


 現地時間6月8日フロリダ州サンライズ-デメトリオス・ジョンソンとイアン・マッコールは白熱のフライ級の一戦で、決着をつけるために2試合6ラウンドを必要としたが、金曜の夜にバンク・アトランティック・センターで最後の3ラウンドが終了したとき、再びペースの速いエキサイティングな試合を満場一致の判定で制したのはジョンソンだった。

 判定は30-27、そして29-28が二名でジョンソン(15勝2敗1分け)を勝者とし、ジョンソンはUFC史上初の125ポンド級の王座を賭けてジョセフ・ベナビデスと対戦することになる。3月3日に行なわれたジョンソンとマッコールの初めての対戦はマジョリティ・ドローに終わっていた。

 試合が始まり1分が経過したところで、ジョンソンは「レッツゴー、クリーピー!」と叫ぶ観客達を素早いテイクダウンで沈黙させた。マッコール(11勝3敗1分け)は下のポジションに長居はせずに立ち上がると乱打戦に応じそうもない“マイティ・マウス”をジリジリと追いかけた。ジョンソンはオクタゴンの広さを存分に活用しながら、一瞬の隙をついて素早い右のカウンターでイアンをマットに殴り倒した。すぐに両者はスタンドに戻ったが、ジョンソンの攻撃でマッコールの鼻にカットが刻まれた。しかしマッコールはひるむこともなくテイクダウンを決め、ラウンド終了のベルの前に大歓声をあげる観客に笑顔で応えて自分を奮い立たせた。

 2ラウンドに最初にテイクダウンを奪ったのはマッコールだったが、そこからさらに追撃を加えることはできなかった。それに続くスタンドでの打ち合いでは“アンクル・クリーピー”がジョンソンをアッパーカットで一瞬ぐらつかせたように見えたがワシントンの傑物は一瞬のうちに立ち直った。ジョンソンがローブローを被弾したためわずかな休憩が与えられ、試合は残り時間3分を切ったところで再開。そして再びマッコールがわずかな時間ながらもテイクダウンを成功させた。今回マッコールはジョンソンに密着し、ジョンソンが立ち上がってもそのバックを脅かし、そして相手をマットにスラムで叩きつけた。ジョンソンは立ち上がるとマッコールを金網に釘付けにしたが、カリフォルニアンのマッコールはスピニング・エルボーを振るってそこから脱出した。残り時間1分、両者はジャッジの印象を稼ごうとしたが、マッコールの投げがどうやら優勢を印象付けたようであった。

 マッコールの至近距離での何発かの素晴らしい打撃も2分過ぎの金網際でのジョンソンのテイクダウンによって帳消しになった。マッコールは立ち上がることはできたものの、ジョンソンはその頭部に強烈なパンチを叩き込んだ。マッコールはその後、鋭いヒザと足払いでジョンソンのバランスを崩し試合の流れを引き戻したものの、ジョンソンは跳ね上がるように立ち上がり、反撃を行なった。疲労の見えないジョンソンは時間が進むにつれて手数で優勢になり、再び足払いの攻防があった後にこの激闘は幕を閉じた。

シルバ vs ブレネマン

 エリック・シウバはホンモノだ。このブラジル人ウェルター級ファイターのUFCでの最初の2試合を見て、もし誰かが疑いを持つとしても、タフネスで知られるチャーリー・ブレネマンを1ラウンドで仕留めてしまう彼の印象的なパフォーマンスを見ればその疑念は霧散するだろう。

 ブレネマンはテイクダウンを狙いながら即座にその距離を詰めたがシウバは悠然とヒザ蹴りを叩き込みながらそれを受け流した。スピニング・バックキックを貰いながらもブレネマンはシウバを金網際に押し込み、そしてマットに引きずり倒したが、シウバはスクランブルを制して立ち上がった。金網際で両者がしばしのこう着状態に陥ると、レフリーのフランク・ジェンティールがブレイクを命じたがブレネマンは再び即座にテイクダウンに飛び込んだ。しかしこれも膠着に陥り、またもやブレークを命じられた。シウバは攻勢に転じ、これにひるまずに応じたブレネマンだったがその勢いも腹部にキックを叩き込まれるまでだった。シウバはブレネマンをマットに倒すとリアネイキッド・チョークを食い込ませ、1ラウンド4分33秒、“ザ・スパニアード”からタップを引き出した。

 「何発か良いのを当てたよ、でも彼の打撃には何にも感じなかったね」シウバは語った。「素晴らしいレスラー達とトレーニングをしてきたから彼のレスリングに関しては心配はしていなかった。俺にとってそれぞれの試合は異なるもので成功のための一貫した公式なんてものはないんだ。彼の飛込みに対して両手を低く下げていた。それを上手く活用してサブミッションでの勝利につなげることができたんだ。俺にとって、そして俺のコーチやチームメイトたちに取っての素晴らしい勝利だよ」

 ブラジル国外で始めての試合を行なったシウバはこの勝利で戦績を14勝2敗と伸ばし、ブレネマンは15勝4敗となった。

シウバの試合後インタビューはこちら

パイル vs ニアー

 ウェルター級の一戦で、ベテランのマイク・パイルはジョシュ・ニアーを1ラウンドに鮮烈にKO、その階級のほかのファイター達にメッセージを送った。

 1ラウンドはパイル(23勝8敗1分け)のグラウンド&パウンドからサブミッションへの移行、そしてニアー(33勝11敗1分け)の重たいボディ打ちと、あらゆる攻防をファンに披露した。しかし試合が2ラウンドに持ち越されると思われたその瞬間、パイルが閃光の様な右の拳をアイオワ・ファイターに叩き込むと、ニアーは顔面からマットに崩れ落ちた。レフリーのクリス・アダムスが即座に割って入り、1ラウンド4分56秒で試合を終了させた。

 「試合は正に俺が望んでいた通りになったよ。」パイルは語った。「彼は間違いなく俺が考えていたよりタフだった、そのことは何度か思い知らされたよ。俺達は何発か良いパンチを交換したけど、俺は彼が優勢に見えてしまうのはまずいと思ったんだ。だから距離を取って立て直すために何発かパンチを出したんだけど、それが彼を失神させる結果になったんだ」

 たった2度の敗戦のうちのひとつが今回のKO負けとなってしまったニアーだが、彼の始めての敗北は2010年の5月に喫したものだった。

ノックアウト・オブ・ザ・ナイト”のパフォーマンスを見せたパイルが語らなくてはならないことを聞いてみよう

ワインランド vs ヨルゲンセン

 まさに三度目の正直、長らくバンタム級で活躍してきたエディ・ワインランドはユライア・フェイバー、そしてジョセフ・ベナビデスに相次ぎ敗北してしまったものの、2ラウンドにスコット・ヨルゲンセンをノックアウトした。

 これまでよりさらにシャープな打撃を振るうワインランドは1ラウンドを通じてヨルゲンセンを翻弄し、ラウンド後半には2度にわたって相手をぐらつかせた。

 しかし2ラウンドが始まるとヨルゲンセンはワインランドに鋭く切り込み、元WECバンタム級王者の左目の上にエゲツ無いカットを刻み込んだ。ところが正に試合の流れが変わったかに思えたその瞬間、ワインランドはその体勢を立て直すと再び相手をぐらつかせた。そしてとうとうラウンド終盤には強烈な右でヨルゲンセンを硬直させると、それに続く追撃のパンチで2ラウンド4分10秒にレフリーのトロイ・ワーフのストップを呼び込んだ。

 「俺達がメインカードに入るように投票してくれたファンの皆に望んでいたものを見せることができた。」ワインランドは語った。「俺とスコットはいつだってこうやるぜ。彼が俺をテイクダウンできないと理解したそのときから、試合はどっちが先に効かされるかって勝負になった。俺達はあそこで爆弾を投げあうのさ、花火を上げるんだ。どっちかがぶっ倒れるのは時間の問題さ。この試合で最後まで立っていたのが俺だったのは嬉しいね」

 この勝利でワインランドは戦績を19勝8敗1分けと伸ばし、そのキャリアで初めてKO負けを喫したヨルゲンセンは戦績を13勝6敗と落とした。

ワインランドの試合後インタビューはこちら