メインコンテンツに移動
/themes/custom/ufc/assets/img/default-hero.jpg

激戦が期待されるドス・アンジョス対マクレガー、ホルム対テイト

 

コナー・マクレガーは2016年最初の記者会見会場となったラスベガスにあるMGMグランドに30分も遅刻して到着したが、日本時間3月6日(日)に開催されるUFC 197のメインイベントで対戦するライト級王者ハファエル・ドス・アンジョスへの挑戦については、ほとんどウオームアップなしで論戦に臨んだ。

「2015年はオレの年だった。2016年もオレの年になる。毎年オレの年って訳」と口を開いたマクレガー。

 



“ノートリアス”ことマクレガーはこれまでのところ、自身の予言を見事に的中させており、中でも昨年12月にジョゼ・アルドから13秒KO勝利を奪ったのは最大の見ものだった。その結果、文句なしでフェザー級王者に輝いた。そして今回はUFC史上初の2階級同時制覇に挑戦する。とはいえ、3月の試合も再び短い時間で決着するとマクレガーは予想している。

「1分あればハファエルを倒せる。あいつはのろまで、アルドのヘタレ版ってところだよ。アルドをクズにした感じだな」

さらに、マクレガーはブラジル人であるドス・アンジョスが復活を遂げるため米国へ家族と共に移住する決断を下したことについても責め立てた。

ベンソン・ヘンダーソンやネイト・ディアス、アンソニー・ペティス、ドナルド・セラーニに圧勝し、5連勝中のドス・アンジョスはマクレガーのこういった挑発に不快感を隠さなかった。

「くだらない話だ。誰だってアメリカンドリームを持てる。米国にはアイルランド系の人もいれば、ブラジルからやってきた人たちもいる。誰もが裏切り者と呼ばれる筋合いはない」と反論している。

しかし、ドス・アンジョスは記者会見ではなく、ラスベガスの試合まで最大の反撃を取っておくつもりだ。

「オレは言葉で相手を威嚇したりはしない。対戦相手をリスペクトしているし、真実しか語らない。3月5日に、あいつを意気消沈させて国に送り返すつもり。チャンピオンベルトはオレが死守する。第1ラウンドでケリをつけるチャンスはあると思うが、そういう試合はしない。3ラウンドが4ラウンドまで痛め続けてやる。血を流させる。ヤツはいろんな人について言いたい放題言って、敬意を欠く態度を取ってきたが、オレが報いを受けさせてやる」

一方、ホリー・ホルムとミーシャ・テイトが女子バンタム級タイトルを懸けて戦うセミメインイベントはドス・アンジョスとマクレガー戦に比べると張りつめた感じは少ないが、同じように魅力的な試合となるだろう。

昨年11月、総合格闘技界を驚がくさせるキックでロンダ・ラウジーから女子バンタム級タイトルを奪取し、過去にはボクシングで3階級制覇を成し遂げたこともあるホルムは王座に就いたUFC 193以降、メディアの取材攻撃にさらされ続けてきたが、すでに試合に向けて準備を進めている。

無敗の王者となったホルムはテイト戦について「目の前にチャンスがやってきたのだと思う。テイトはまったく違うタイプのファイターだからね」と語り、さらに「大きな挑戦になるけど、そういうのが好き。最高の相手と戦うんだと思えば、自分のベストパフォーマンスが引き出されるの」と続けた。

ホルムはすぐにもラウジーと再戦すると見られていたが、ラウジーが次の試合まで少し間を空けると決めたため、リズ・カムーシュや中井りん、サラ・マクマン、ジェシカ・アイを倒して4連勝し、キャリアのピークにあるテイトがホルムとの対戦を強く希望した。

テイトはタイトルマッチ出場について、「運命の時が来たと感じるし、私がいるべき場所に立っていると思う。ずいぶん長い間、タイトル挑戦を待ち続けてきたから、ハングリーな気持ちはすごく強くなっているし、ものすごくありがたいと思っている。準備は十分にできているから、この試合に対してワクワクした気持ちでいっぱいよ」とコメントしている。

一方のホルムは、「ロンダとの再戦はやるつもりだった。どんなチャンスでもよかったけど、この試合の方がはるかに難しい一戦になるかもしれない。プレッシャーは強いし期待も高まっている。一発屋で終わりたい人なんている?」と問いかけている。

ホルムはもちろん違うだろう。

ホルムが“ロウディー”ことロンダとタイトルマッチ前の計量で小競り合いを起こした事件や、テイトが北京オリンピック柔道70キロ級銅メダリストであるロンダとの間に確執を抱えているとメディアに書き立てられてきた事実と比較すれば、ラスベガスで対戦する2人の間には敵意がなさ過ぎるのではないかとさえ思える。しかし、それは問題ないだろう。

テイトはほほ笑みながら、「この試合には今までとは少し違う気持ちで向かうと思う。ホリーは真のスポーツ選手だし、私はこの対戦が気に入っている。ホーリーと私はすごくフレンドリーな関係よ。いつもとは違う感情だけど、それもいいことだと思う」と語った。