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カミングス、ペレス、タイスモフらが勝利

日本時間4月11日(月)、クロアチアのザグレブにあるアリーナ・ザグレブで行われたUFCファイトナイト・ザグレブのプレリミナリーファイト(前座試合)後半戦の結果は以下の通り。

ウェルター級 5分3ラウンド 
ニコラス・ダルビー vs. ザック・カミングス




デンマークのダルビーは前回ダレン・ティルと引き分けたものの、いまだにデビュー以来無敗記録を保っている。対するアメリカのカミングスも、これまでオクタゴンで3勝1敗(敗戦の相手はガンナー・ネルソン)と好成績を挙げており、この試合の勝者にはランキング入りが見えて来ると言っていいだろう。

1ラウンド。サウスポーで前に出るカミングスに対し、ダルビーはスイッチを繰り返しながらサークリング。やがてカミングスは右アッパーから左ストレートを連続ヒット! マットに崩れ落ちたダルビーをサイドで抑え込むと、脇を差して逃れようとしたダルビーに対してダースチョーク狙い。しかしダルビーは脱出してみせた。スタンドに戻ると、ダルビーはさまざまな蹴りを駆使して反撃を試みるが、カミングスも再び強烈な左ストレートを当てた。

2ラウンドも、サウスポーから距離を詰めるカミングスと、スイッチしながら蹴りを用いて距離をとるダルビーという攻防が続き、カミングスがいいタイミングで左を当てる場面が目立った。

3ラウンド。プレッシャーを強めるカミングスは、テイクダウンを狙いも交えて攻撃をするがダルビーもディフェンス。多彩な蹴りを持つダルビーは右のハイをヒットさせるが、カミングスは意に介さず前進を続ける。ダルビーは左ローを放つが、カミングスにカットされてそのまま仰向けに。やがてダルビーのバタフライガードの中に入ったカミングスは、横に動いてパスに成功。しかしダルビーは立ち上がると、前に出て膝で攻撃。しかし組み付いて再びテイクダウンを奪ったカミングスは、ハーフで抑えて試合終了まで鉄槌入れ続けた。

判定は3-0(三者とも30-27)でカミングスに。見事なボクシング技術とグラウンドワークを披露し、総合力を見せつけての完勝したカミングスは「いつもフィニッシュしようと思っているから、自分のベストの武器であるチョークを狙ったりKOしようとしたんだけど、できなかった。でもいい試合ができて満足だよ。蹴りはいくつかもらったけど、僕は自分の打たれ強さを知っているし、防御にも自信があるから特に気にならなかったよ」と語った。



バンタム級 5分3ラウンド 
イアン・エントウィッスル vs. アレハンドロ・ペレス




イングランドの足関節師、エントウィッスルは前戦では見事なヒールフック(ヒールホールド)を極めてUFC初勝利を挙げている。対するメキシコのペレスも前戦でヴェテランのスコット・ジョーガンソンを倒している。

1ラウンドペレスに近づいていったエントウィッスルは、いきなりカニばさみから足関節狙い! 逃げられると引き込みながらまたしても足を狙うが、ペレスは凌ぐ。するとエントウィッスルはペレスの足が滑るとレフェリーに抗議。その足をチェックしたレフェリーは問題無しと判断した。

再開後、またしてもカニばさみを狙うエントウィッスルに対し、ペレスのカウンターがヒット! 効かされたエントウィッスルだが、パンチを貰いながらもバタフライガードに持ち込んで、そこからペレスの体を浮かせて足を絡ませてヒール狙いに。だがペレスは、絡んで来る足をほどいて締め付けを緩めては打撃を入れてゆく。エントウィッスルは、打撃を浴びながらも内側で三角ロックを作ってのヒールを狙うが、ペレスはうまく防いで上を取って打撃を当てる。

ならばとばかりにエントウィッスルは、外側で三角ロックを組むいわゆる50/50の体勢を作って、そこから外ヒール、内ヒールと仕掛ける。しかし柔軟な足を持つペレスは、それにもめげずにパンチとエントウィッスルの顔面に連打。やがて打たれるままとなったエントウィッスルは、4分4秒の時点で口頭でタップした。

エントウィッスルの足関節を冷静に対処し続けて勝利を得たペレスは、「僕はこの試合のためにいい練習をしてきたし、足関節への準備もできた。この勝利をワイフに捧げたい」と語った。



ライト級 5分3ラウンド 
マイルベク・タイスモフ vs. ダミア・ハゾビック




ロシアのストライカー、タイスモフは現在UFC3連勝中だ。対するハゾビックはボスニア出身で、現在はデンマークに拠点を置く。6連勝を経て今回オクタゴン初登場となった。

1ラウンド。オーソドックスに構える両者。積極的に前に出るハゾビックに対し、タイスモフは回りながら強烈な右ローを当てる。やがて強烈な右ストレートを当ててハゾビックの出鼻をくじいたタイスモフは、前に出てジャブから右アッパー一閃! 崩れ落ちたハゾビックを見て、3分44秒にレフェリーが試合を止めた。

圧倒的な打撃力を見せつけたタイスモフは、「ザグレブのみんな、こんにちは! 本当にいいところだね。ジョー・シルバ(UFCマッチメーカー)、次はトップ10ファイターと戦わせてくれよ!」とアピールしてみせた。



バンタム級 5分3ラウンド 
フィリップ・ペジック vs. ダミアン・スタシアク




今回オクタゴンデビューを迎える地元クロアチアのペジックは、1分をはさんで現在8連勝中。対するポーランドのスタシアクは、前回のUFCデビュー戦ではヤオツィン・メザに判定負けを喫しており、なんとしても初勝利が欲しいところだ。

1ラウンド。大声援に支えられて前に出た地元のペジックだが、スタシアクはすぐにダブルレッグでテイクダウンしてそのままサイドに。ペジックは立ち上がるが、スタシアクは足を刈って再びテイクダウン。さらにパスガードからバックに回ると、ペジックの体を伸ばしてチョークを極めて分秒でペイジからタップを奪い、2分16秒で勝利を奪った。

敵地にて寝技の実力差を見せつけたスタシアクは、「フィニッシュのチャンスが来たから取りに行ったんだ。ありがとう!」と喜びを語った。