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キャンプの成果に期待するカミンズ

 

RIO DE JANEIRO, BRAZIL - AUGUST 01:  Patrick Cummins of the United States hangs out backstage during the UFC 190 event inside HSBC Arena on August 1, 2015 in Rio de Janeiro, Brazil.  (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)

パトリック・カミンズの8勝3敗という記録は決して彼が持つ才能や経験を表すものではない。日本時間5月15日(日)に開催されるUFC 198でアントニオ・ホジュリオ・ノゲイラと対戦するカミンズは過去の経験を生かしながら、この試合に挑む。

「11試合を通して、多くのことを経験できた」とカミンズは振り返る。「階級(ライトヘビー級)のトップファイターたちと試合をしてきて、オレが何も学ばなかったがはずないだろう」

カルフォルニア州ハンティントンビーチにあるジム、キングスMMAで師匠のハファエル・コルデイロやUFCタイトル保持者たちと練習を重ねたことで、今回の試合に万全の状態で臨むことができるとカミンズは考える。

「今後数年で、自分のなりたかったようなファイターになれると思っている。ここは素晴らしい施設だ。ファブリシオ・ヴェウドゥムや、ハファエル・ドス・アンジョスは常に役立つ意見をくれる。ブラジル人は独特のスタイルがあるからね。コルデイロはストライカーで、オレの打撃コーチとは少し違った考え方を持っているんだけど、(2人の要素を取り入れた)良い配合ができていると思う。みんなから少しずつでも技術を盗もうとしている」

ヘビー級王者から技術を学ぶことでマイナスになることは何もないだろう。

UFC 198のメインカードに出場するヴェウドゥムとトレーニングを積んだことで、ノゲイラ戦がさらに楽しみになったというカミンズ。すぐにでもオクタゴンに上がり、なぜUFCが彼に期待を寄せているのかを証明したいようだ。

「正しいトレーニングを行っているという再保証が欲しいんだ。このジムで世界最強の(ライト級)ファイターとトレーニングしながら、オレは結果を出そうとしている。自信に繋がるよ。ヴェウドゥムはこのキャンプが実になった大きい理由だと思っている。違う階級の王者が所属するジムでトレーニングするのは、オレだけじゃなく皆の良いモチベーションになる」

ライトヘビー級で多くの功績を残してきたカミンズ。しかし、去年10月のグローバー・テイシェイラ戦での敗北は本人が避けたかった痛い停滞になってしまったという。

「ノゲイラは大物だし、彼に勝つことで上位に名を連ねることができる」と35歳のカミンズはコメントした。「人は負けた選手のことは忘れてしまうからね。勝って、自分のやっていることが正しいって思いたいんだ。でもそこまでプレッシャーは感じていない。とにかくリングに上がって試合するのみ。準備はできている」

 


通常より長い間オクタゴンから遠ざかっていたカミンズだが、精神的にも身体的にも、この休暇は良かったという。休むべき時と、全力でトレーニングする時を理解していたレスリング時代とは異なり、まだMMA経験の浅いカミンズは、技術向上のためにトレーニングを厳しくしすぎていたという。今回は少し自分に余裕を与えたようだ。

「少しジムから離れて、アクティブにいようとした」とカミンズは語る。「キャンプ開始時からすごく気持ち良く、すべてがうまくいった。タイミングも合っていたし、体の調子も良かった。アスリートとしてはもう年だし、ペンシルベニア州立大学でレスリングをしていた時のような全力はもう出せない。全力でトレーニングすることに慣れているし、それがオレのやり方だったとしても、今回は賢く少し力を抜いてトレーニングしたんだ。1週間のうち3日くらいは全力でトレーニングしたけど、他はゆったりと過ごしていた」

全力で努力を積み上げてきた多くのファイターにとって、“賢くトレーニングする”というのは口で言うほど簡単ではない。しかし、多くのトップファイターがケガや、燃え尽きてしまうことを防ぐために、余裕をもったトレーニングを実施しているのは事実だ。

先月、ジョン・ジョーンズとのライトヘビー級タイトル戦に急きょ抜擢されたオヴィンス・サン・プルーを見れば分かるように、いつ何が起こるか分からないのが今のライトヘビー級だ。そんな中、カミンズは決して慌てていない。

「今のオレにとってタイトルはまだまだ先の話だ。この試合に勝っただけじゃタイトル挑戦権は得られない。あと何勝かしないとね」