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コーミエ、グスタフソンに競り勝ちスプリット判定で王座を防衛

UFC 192のメインイベントの結果は以下の通り。

元王者ジョン・ジョーンズ不在の時に王座に就いたダニエル・コーミエが正当なUFCライトヘビー級王者なのかと誰かが疑問に思ったとしても、土曜の夜にテキサス州ヒューストンのトヨタ・センターでランキング2位のコンテンダー、アレクサンダー・グスタフソンとの5ラウンドの死闘を制し、スプリット判定勝利をおさめたコーミエの戦いぶりはそのような疑念を霧散させたことだろう。

「ありがとう、アレクサンダー・グスタフソン」コーミエは続けた。「お前のおかげで今夜俺はより強い男に、より強いファイターになることができた。一生の借りができたな。」

「彼は本物の王者だ、正当な王者だ。」2003年のタイトル戦で、当時の王者ジョン・ジョーンズをあわやというところまで追い込みながらも敗れていたグスタフソンは語った。

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ジャッジの判定は49-46、48-47、っして47-49でコーミエ。5月にアンソニー・ジョンソンと空位の王座を競い戴冠したコーミエは初めての王座の防衛に成功した。

試合が始まるとグスタフソンはキックとジャブを多用し、文字通りオクタゴンの隅から隅までを駆使してコーミエをその射程距離の縁にとらえ続けようとした。しかし王者はすぐに距離をつぶすと1分も経過しないうちにグスタフソンをマットに叩き付けた。プレッシャーを強めるコーミエに対してグスタフソンは冷静さを保っていたが、グラウンドの攻防でコーミエは数発の強烈なパウンドを相手のボディーへと振り下ろした。残り時間1分少々、グスタフソンはスタンドに戻すことに成功すると、それまでの3分間の劣勢の印象を払しょくするようなシャープな動きを見せた。

 

2ラウンドに入ると28歳のグスタフソン(16勝4敗)のパンチがあたりはじめ、コーミエの顔面が鮮血に染まった。〝ザ・モウラー”はほんの一瞬ではあるがテイクダウンにすら成功し、観客から大歓声を引き出した。2ラウンド3分が経過すると、コーミエはようやくリズムに乗り始め、至近距離からのアッパーカットを無数にグスタフソンに叩き込んだが、グスタフソンはこれにペースを乱されることなく、これまで通りコーミエをその射程圏ギリギリにとらえ続ける戦略をとり続けた。コーミエが距離を詰め、これをグスタフソンがテイクダウンで切り返したところで第2ラウンドが終了した。

第3ラウンドに入ってもコーミエはじりじりと距離を詰め、強烈なアッパーを被弾しながらもグスタフソンの鼻梁から出血を誘い、グスタフソンが背を見せて走り去らざるを得ないほど距離を詰め続けた。コーミエが至近距離からのアッパーを命中させると、グスタフソンはジャブで距離を再調整しようと試みた。執拗なコーミエのプレッシャーは挑戦者の心を折ろうとしているようにも見えたが、グスタフソンは食い下がり、ラウンド終了間際に鋭い右の膝を命中させるとコーミエをキャンバスにノックダウンした。

第3ラウンドを力強くフィニッシュしたことで息を吹き返したグスタフソンは、4ラウンドが始まると、数発の強烈なキックでコーミエの前進をスローダウンさせた。サンノゼのコーミエはすぐに前進を再開したが、ディフェンスに綻びが生まれ始めグスタフソンのカウンターを浴びた。このラウンドのカギは、果たして3ラウンド目ほどの効力を持たなくなったコーミエの前進を、ジャッジがどのように評価するかという点だった。

戦いの傷跡が無数に刻まれた両者とともに第5ラウンドが始まると、グスタフソンが鋭い右で先手を取った。コーミエは二発の右の強打でこれに応戦すると、疲労の見える、しかし決してひるまない挑戦者に対して最後までプレッシャーをかけ続けた。


「一面的ではないということを証明したかったんだ。」17勝1敗と戦績を伸ばした36歳のコーミエは戦後に語った。

どうやらその任務は完了したようだ。